ソニー、Z後継・11インチで軽量870gの「VAIO Pro」そして「VAIO Duo 13」を正式発表!

掲載日時: 2013/06/05(水) 17:39

 前日より台北で展示され、写真が多数アップロードされていましたが、SONYは6月5日、Windows 8 Proを搭載する、タッチパネル対応のVAIO夏モデル「VAIO Pro 11/ 13」および「VAIO Duo 13」を正式発表。これにより正式なスペックや重量などが明らかとなりつつあります。

VAIO Pro 11/ 13

 SONYの「VAIO Z」シリーズを継承するモデルでありながら、今期のIntel Ultrabookの主力的な扱いを受けているのが「VAIO Pro 11 / 13」となります。

 11.6インチと13.3インチの2ラインが用意されます。特に11.6インチの小型なモデルは、ディスプレイのベゼルも狭く、タッチパネル対応+FHD解像度、機体重量わずか870gという圧倒的な軽さが非常に魅力的です。このクラスのタッチパネル搭載のUltrabookとしては世界最軽量とSONYは謳っています。「11インチで、軽量・フルスペック」というVAIO type Tに代表される系譜がしばらく途絶えており、(2012年モデルのVAIO Tにファンはやや失望していたこともあって、)非常に待望のモデルとも考えられます。

 因みに13インチモデルも1.06kgとなっており、同じく13インチの「VAIO Z (2011~2012)」の1.15kgよりも軽量となっています。

 スペックはFull HD(1920×1080)ディスプレイ、第4世代Coreプロセッサ(Haswell)、SSD 128GB / 256GB、最大7時間駆動のバッテリーとなっています。側面のI/OはUSB 3.0ポートが2つ、メモリーカード、HDMI端子。無駄は削ぎ落とされていますね。

 キーボード配列はカーソルキーが独立しており、旧VAIO Z→VAIO Sの開発部隊の仕事のように思えます。(Z21は周囲のキーに埋まっている)

 オーナーメイドで追加可能なオプションで現在判明しているのはシートバッテリーがあります。これは戦闘機の増槽のように、バッテリーを底面に追加して駆動時間を2倍に延長できるというもの。自分は普段、ACアダプターを持ち歩いていますが、外出先での充電が期待できない時、シートバッテリーは買って良かったと感じており、重要視したいポイントです。

 グローバル市場では6月9日に出荷開始となり、「VAIO Pro 11」の価格が1149ドル、「VAIO Pro 13」が1249ドルから販売となる模様です。

 

VAIO Duo 13

 当初「VAIO Freestyle PC (開発中はATOMでしたね)」として発表されていた「VAIO Duo11」ですが、待望の13インチモデルの登場となります。重量は1.35kgであり、1.29kgのDuo11から重くなったのはわずか60gのみ。Duo 11からほとんどサイズや重量の変わらないまま、ディスプレイサイズやスペックを上げてきたSONYは流石と言うほかありません。タブレットとしてはそれでも重いですが。

 Full HD解像度を持った、視野角と色域に優れたMobile TRILUMINOS(トリルミナス)ディスプレイや、X-Reality、Exmor R for PC(800万画素)カメラ、SONYらしい音質が楽しめるClearAudio+など、SONYがこれまで培ってきたAV技術がふんだんに盛り込まれています。プロセッサーはHaswellで、Duo 11に引き続き筆圧感知対応のデジタイザースタイラスが利用可能。

 I/O端子は後ろ側にまとめられています。個人的にはスタイリッシュだと思いますが、評価の分かれそうなところです。USB 3.0ポート×2、ヘッドフォンジャック、カードスロット、HDMI端子があります

(画像:英字版engadget

 Duo 13はLTE通信モジュールに対応とのことですから、これまでの一部オーナーメイドモデルのように、docomo LTE Xi契約のSIMカードなどを挿入して通信可能と思われます。

 

情報元: SONY 1, 2, engadget 12


ソニー SVD13219CJB VAIO Duo13 ブラック

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー