携帯3社、1年後以降の「iPhone 7」への機種変を想定したキャンペーンを実施

掲載日時: 2015/09/18(金) 21:25

 iPhoneを取り扱う国内携帯3社は、1年後以降にiPhone 6sの次期モデルに機種変更しやすくなるオプションを発表しました。

オプションの概要

 オプション加入費用はいずれも月額300円。iPhone 6s / 6s Plusを含む、後述する対象機種で加入可能。1年後以降の新端末購入にあたり、通信事業者が旧端末を回収する代わりに、割引が得られるというもの。新型iPhone購入にかかる費用負担を軽減することができるというもの。

 同様の試みは北米でT-MobileApple社も行っています。

基本は19ヶ月目~25ヶ月目の機種変更だが

 ドコモは「機種変更応援プログラム」、auは「アップグレードプログラム」、SoftBankは「機種変更先取りプログラム」の名前で提供。

 購入日から19ヶ月目以降、25ヶ月目までに新機種を購入する場合、ポイントが充当されます。

 でも、これでは1年後にiPhone 7が出ても、すぐには機種変更できないことになってしまいます。

2000円払うと前倒しできる

 そこで、13ヶ月目から18ヶ月目の機種変更でも、2000円支払うことでポイント充当をもらうことができる期間限定キャンペーンを3社が実施します。iPhone 6s発売日の9月25日よりキャンペーンの提供が開始されます。

 キャンペーンの名称はドコモは「期間限定キャンペーン」、auは「スーパーアップグレードキャンペーン」、SoftBankは「1年で機種変更キャンペーン」となっています。

各社の違いは

 還元方法が違います。

 au/SoftBankの場合、旧機種代金の分割支払金残額の一部(7カ月分)を、通信料から同当額を毎月割/月月割として割り引きます。つまり旧端末の7ヶ月分の端末代残債が実質無料になります。

 これに対しNTT docomoは、ポイントを付与して新端末の端末代金を割り引く形です。

プログラムを利用しなかった場合

 プログラムを利用しなかった場合、これまで払ったオプション料はポイントで返還されるようです。

注意点

 再度言いますが、新端末購入時に、キャリアに旧端末を回収してもらうことが条件です。破損があると回収を断られる場合があります。

 auとSoftBankは、新機種でもまた「アップグレードプログラム / 機種変更先取りプログラム」へ加入することを条件としています。キャリアの目的はあくまでユーザーの自社への長期拘束です。

対象機種

 3社ともiPhone 6s / iPhone 6s Plusが対象。

 auとSoftBankはiPhone 6 / iPhone 6 Plusも対象。

 さらにauはGalaxy S6 edge SCV31, INFOBAR A03, AQUOS SERIE mini SHV31, isai vivid LGV32, HTC J butterfly HTV31, Xperia Z4 SOV31, AQUOS SERIE SHV32, TORQUE G02, URBANO V02が対象。

 加えてSoftBankはDIGNO U, Galaxy S6 edge, Xperia Z4, AQUOS Xx, AQUOS CRYSTAL 2が対象。

利用すべき?

 iPhoneは人気が高く、中古白ロム市場の価格相場が高い水準を維持するのが特徴です。新しい端末の購入に合わせて、これまで使っていた端末を売却すれば、新機種購入費用の負担は軽減できるため、あえてキャリアの買い替えプログラムを利用する必要性は薄いです。

 MNPの方が割引が多いのも常なので、いつでも身軽に他社に乗り換える心構えを持っていた方が携帯料金は安くできます。

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