MVNOを契約するなら、安くて信頼性ナンバーワンのIIJmioがおすすめ。

掲載日時: 2015/09/26(土) 18:50

 ドコモ回線のMVNOであるIIJmioのSIMカードを契約しています。MVNOの代名詞のような存在ですが、何がそんなに良いのか?なぜ評価が高いのか?解説します。

10GBでも安い

 データ通信専用SIMなら、3GB(ミニマムスタートプラン)で900円(全て税別表記)。5GB(ライトスタートプラン)で1520円。10GB(ファミリーシェアプラン)で2560円です。

 大手キャリア(ドコモ、SB)で10GBとなると9500円必要です。しかも10GBというデータ料に既に課金しているのに、さらに「基本使用料」としてデータプラン1700円(ルーターなら1200円)も請求されます。1万1500円かかるわけですね。やはりIIJmioの方が安いです。

“容量共有”も可能なので複数台持ちにもおすすめ

 IIJmioのファミリーシェアプランなら、SIMカード最大3枚で、10GBの容量を共有可能です。料金は月額2560円と、安くシンプルに済みます。夫婦や3人家族での利用はもちろん、一人で複数台の端末を使うヘビーユーザーにもありがたい仕組みです。

 ちなみに共有用のSIMカードの発行費用は、1枚あたり2000円です。

 一方、大手キャリアの場合、毎月、シェアオプション料金(10GBなら9500円)に加えて、実態のない「データプラン」なる謎の1700円が別途請求された挙句、データ容量共有のための手数料「シェアオプション」500円が回線毎に加算されます。

 つまりIIJmioなら2560円/月で実現できるものが、大手キャリアだと9500+1700×3+500×3=1万6100円/月も掛かるわけです。料金差は圧倒的。

データ容量のやりくりも”面白い”

 毎月のデータ容量(バンドルクーポン)は、「みおぽん(IIJmioクーポンスイッチ)」アプリから閲覧可能。

 高速モードのスイッチをオン/オフ切り替えすることにより、SIMカードごとにデータ容量の消費を停止することができます。高速モードをオフにした回線は、最大200kbpsの通信速度となります。

 同じく200kbpsを謳う楽天モバイルのベーシックプランなどは筆舌に尽くし難い品質ですが、IIJmioの場合、200kbpsの低速状態でも、データの読み込みが始まった最初の3秒間だけ高速通信する「バースト転送」があるため、TwitterやLINEなどテキストメッセージ主体のアプリならばそれなりに快適に利用できます。

 さらに使い切れなかったデータ通信容量は、翌月に繰越になりますので、データ容量を使用するペース配分も考えながら使うことになります。IIJmioなら楽しくデータ容量を使いこなすことが出来ます。

3日1GB制限もない

 「よし、今月は通信量がかなり余ってるし、外で動画を見まくろう」などと思った時に、ペース配分ぶち壊してくれるのが「3日1GB制限」です。しかしIIJmioにはそのような制限はないので、前述のアプリで月間容量だけを考えればOK。

 ただ高速モードオフ時に限り、「3日間366MB制限」があるのは注意。万が一この制限に掛かっても、月間容量が余っていたら、スイッチをオンにすれば制限を受けずに済むので、大した問題ではありません。

音声通話も安い

 音声通話とSMSを付ける場合は、SIMカード1枚あたり700円上乗せとなります。SMSのみ付ける場合は、1枚あたり140円上乗せとなります。(ちなみに私は10GBのファミリーシェアプランで音声SIM×1、データ専用SIM×2で運用していますので、2560円+700円で3260円です)

 通話定額プランはありませんが、通話料が半額になる「みおふぉんダイアル」があります。大手キャリアや他社の通話料は30秒20円ですが、これが30秒10円になります。オプション料は無料、音声通話プランにデフォルトで付いています。

 電話をかける時、相手の番号の頭にプレフィックス番号「0037-691-」を付けるだけ。番号を打つのは面倒なので、自動で付加してくれる「みおふぉんダイアル」アプリもあります。

 実はIIJmioでもVoLTE通話が可能。なので通話品質は高いです。ただしiPhoneのVoLTEとみおふぉんダイアルの組み合わせは併用できない点には注意が必要です。

技術力に裏打ちされた信頼性

 MVNOといえば、あくまで大手キャリア(MNO)の回線を間借りしているだけ。ユーザー増加で低速になったぷららモバイルLTEや、高速だけど対応機種やサポートに難ありのUQ Mobileなど、安かろう悪かろうという印象はあります。

 しかしIIJは帯域幅を広げる努力を常にしており、MVNOの中でも良好な実効速度が出ます。初夏に少し遅いかなと思ったのですが、夏の間に改善され、現在も安定しています。

 さらに実機による動作検証をいち早く行い、その結果を広く公開しているなど、MVNOの中でも堅実且つ誠実な印象です。IIJmio meetingを定期的に開催し、ユーザーとの情報交換にも努めています。MVNOとiOS / Androidの組み合わせに問題が起きたら、その原因を解明し、いち早く対策方法を公開しているのもIIJであり、技術力に裏打ちされた信頼があります。

解約金もまとも

 大手キャリアは2年後の1ヶ月以外は解約金が一律1万円弱だとか、他のMVNOも1年以内の解約は一律1万円弱だとか、到底、妥当とは思えない解約金を設定している携帯会社は多いです。

 これに対してIIJmio音声プランの解約金は、「(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1000円」という計算式を採用しています。

 つまり「即解約には1万2千円が発生。しかし解約金の額は毎月1000円づつ減少し、1年使うと以後の解約金が0円になる」という仕組みです。実に真っ当な商売。あ、これは音声プランの場合の話で、データプランならそもそも解約金なしです。

サクッと”即日”MNP

 MVNOといえば、MNP転入を申し込んでからSIMカードが届くまでに、2~3日かかっていました。メイン番号を移す時、しばらくメインの電話番号が使えないというのはMVNOの弱点でした。

 しかしIIJmioは「おうちでナンバーポータビリティ」を開始しており、新しいSIMカードが手元に届いてから、ユーザーが別の電話機で開通センターに電話すると数時間で手続きが完了するので、不通期間ほぼナシに乗り換えることが出来ます。

MVNOで一番おすすめ

 ユーザーからの厚い信頼を積み重ねてきたIIJmio。様々な工夫も面白く、料金体系も妥当。一番おすすめのMVNOを挙げろと言われれば、間違いなくIIJmioを挙げます。契約はこちらより。

[訂正]初出時、IIJmioが「情報元」となっておりましたが、当記事は何らかの依頼を受けたPR記事ではありません。誤解を招く表現であったことをお詫びするとともに、該当の表現を削除させていただきます。

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