【悲報】倒産危機スマホメーカー創始者、借金返済のためインフルエンサーとしてデビュー

掲載日時: 2020/03/24(火) 21:40

 2018年末に大規模リストラ、給与遅配、在庫切れ、創設者CEOが執行役員に降格と、「倒産待ったなし」だと伝えた中国のスマホメーカー・錘子ですが、なんだかんだ今も機種は出し続けています。

 但し、おそらく「そんなメーカーあったっけ?」という読者の皆さんの印象通り、業績が芳しくないのは相変わらず。TikTokのByteDanceに買収され、事業を持ちこたえています。

(ByteDance買収後のSmartisanから登場したNut Pro 3。SDM855 Plus、Smartisan OS 7.0を搭載)

 昨年11月の北京青年報報道によると、2018年末の経営危機以降、錘子科技は銀行と取引先に6億元の債務があり、うち創業者の羅永浩個人が連帯保証している債務だけでも1億元になるそうです。

 個人で連帯保証している分だけでも日本円で15億円、「年利いくらだ?」と考えるのも恐ろしい債務を抱える羅永浩は、このほど、商品販売インフルエンサーとしてデビューすることを発表したと、網易科技が伝えました。

(罗永浩 画像出典:Baidu

 「私は口紅を売るのには向いていないが、様々な商品ジャンルでショッピング・インフルエンサーをすることはできると信じる。高品質なブランド・メーカーは、ぜひ我々の営業部門に連絡して欲しい。それと、みんなおカネを貯めてデビューを待っててね」

 と、羅永浩は意気込みを語ります。私が個人的にイメージしているのは、インターネット版ジャパネットたかたです。

 ECライブについて、羅永浩はまずイノベーティブなデジタル製品、文具、書籍、デザイン感と実用性のある家具雑貨から始めるとのこと。合間合間にハイコスパな日用雑貨やスナック菓子などもやろうと考えているそうです。

 羅永浩は「もしあなたがECライブでモノを買ったことがないなら、それは我々がやっているのを見たことがないからだ。あなたが何も買いたくなかったとしても、決して見て失望させない」とハードルを上げまくっています。

  ちなみに錘子が2014年にスマホT1を発売したとき、羅永浩は「東半球で最も使いやすいスマホ」と豪語しましたが、ハード面での不具合が大量に出てきました。2015年には日本市場進出予定でしたが結局、実現していません。

 英語教育、スマートフォン事業と、次つぎと立ち上げてはこけている羅永浩ですが、中国で「伝説の創業者」として有名なのは、そのバイタリティによるものでしょうか。今後の活躍に期待します。

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