
独化学大手BASF傘下のtrinamiXが、顔認証機能「Face ID」で特許7件を侵害しているとして、Appleを米国で提訴しました。Reutersによると、原告はiPhone 15、iPhone 16、iPhone 17やiPad Proなどでの技術利用を問題視しています。
裁判記録によると、trinamiX GmbHと米trinamiX Sensing LLCは2026年9月3日、米テキサス州西部地区連邦地方裁判所に訴えを起こしました。事件番号は7:26-cv-00348です。
争点となっているのは、顔認証時に素材や人間の皮膚を検知する技術です。trinamiXは公式サイトで、人間の皮膚とほかの素材を見分ける生体検知により、精巧な立体マスクなどを使ったなりすましを識別すると説明しています。
Reutersが伝えた訴状の主張では、Appleは2017年にiPhone XでFace IDを導入した時点では、問題の特許技術を使っていなかったとしています。一方、その後のiPhoneやiPadでは素材・皮膚検知を取り入れ、特許を侵害していると訴えています。これは原告側の主張であり、侵害が認定されたという意味ではありません。
原告が求めているのは、金額を特定していない損害賠償と、さらなる侵害の差し止めです。Reutersの報道時点で、Appleはコメントの求めに直ちには回答しなかったそうです。
今後のiPhone 18 Proなどにも影響するかですが、今のところは確かなことは言えません。ただ、iPhoneが販売停止になるような事態を避けるため、ライセンス料の支払い合意やFace IDの実装変更などの手段をとることになるのではないでしょうか。











