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新型Kindleはバッテリーの「ユーザー交換可能」であることが判明。ただし推奨は修理業者

2026年モデルのKindleシリーズ

 防水防塵性の強化の流れとともに、スマートフォンの背面からバッテリーを取り外せなくなって久しいですね。

 一方で、近年は「修理する権利」が注目され、ユーザーが自分の手で直しながら長く使うという考え方も広がりつつあるほか、EUでは新ルール「欧州電池規則」が導入されるなど、状況は目まぐるしく変化しています。

 ついに電子書籍リーダーにも、その波がやってきたようです。Amazonが10月1日に発表した新型「Kindle」は、バッテリーを交換できることが明らかとなりました。

 これは米Amazonのヘルプページ「Identify Your Kindle E-Reader」からわかります。「Kindle (2026 release)」「Kindle (Aluminum – 2026 Release)」「Amazon Kids Kindle (2026 release)」の3モデルに「User-replaceable battery (EBR-compliant)」(ユーザー交換可能なバッテリー、EBR準拠)と明記されているためです。

 日本で10月1日に発売された「Kindle(16GB)」(Amazon)、アルミニウム背面の「Kindle(32GB)」(Amazon)、「Amazon キッズKindle」にあたるモデル。ただ、Amazonの国内向け発表資料には、バッテリーを交換できることへの言及はありません。

 電子書籍リーダー専門ブログのThe eBook Readerは、実際にウベパープルのKindleの背面パネルを外して検証。それによると、プラスチック製の背面パネルはネジ留めされておらず、角に爪をかけて外せたとのこと。

 このプラスチック製モデルでは、内部のバッテリーが4本のプラスネジで固定されています。アルミニウム製のモデルは、背面パネルを2本の小さな六角ネジで留めているとしています。

 あわせてAmazonは、2026年以降に発売されたKindle向けに「Amazon Kindleバッテリーガイド」を公開。設定の「デバイスオプション」→「バッテリー」でバッテリー情報のステータスを確認でき、通常は「正常」、寿命が近づくと「バッテリー容量低下」、搭載された交換用バッテリーがKindleの設計仕様を満たさない場合は「非互換バッテリー」と表示されるそうです。もちろん純正または互換性のある交換用バッテリーの使用を推奨しています。

 なお、2026年モデルのKindleとAmazon キッズKindleの安全・規制情報では、バッテリーは「資格のあるサービス事業者」だけが交換すべきとし、利用者自身でバッテリーを分解したり取り外したりしないよう求めています。交換の際は専門のサービス事業者に相談するよう勧め、互換性があり安全基準に適合し、Amazonの仕様を満たす交換用バッテリーだけを使うよう注意しています。

 つまり「原理上、ユーザー自身で物理的には交換可能になったけど、あくまで修理業者に頼んでね」というスタンスのようです。

 EBRは、EUの電池規則(Regulation (EU) 2023/1542)のこと。同規則は2027年2月18日から、製品に組み込まれた携帯型電池を、原則として利用者が容易に取り外し・交換できるようにすることを求めています。

 スマホなんてすぐに買い替えるからそんなのどうでもいいよ、という人も多いでしょうが、電子書籍リーダーはスマートフォンほど激しい性能の進化を求められない製品カテゴリ。なので電池を替えて長く使える設計への転換は、嬉しいと感じる人も少なくなさそうに思えます。あとは日本でも交換用バッテリーや交換サービスを手軽に利用できるようになるかが気になるところですが、あくまで欧州市場向けの対策が主眼なので、あまり過度に期待しないほうがよさそうです。

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