
ついに光る背面読書リーダー。前モデルで一番惜しかった部分が改善してきました。
内蔵磁石でスマートフォンの背面にペタッと装着できる4.3型E Ink電子書籍リーダー「Xteink X4」。その上位モデル「Xteink X4 Pro」が2026年7月21日に発売しました。価格は99ドル(1万6千円)。X4より30ドル(約4900円)高い設定ですね。
Xteinkの極小リーダーは、X4 Proはタッチスクリーンとフロントライトが欲しいというユーザーの声に応えたモデルなんです。
X4 Pro最大の進化は、従来モデルの大きな弱点の一つだったフロントライトの搭載です。輝度と暖色・寒色の調整に対応するので、暗い部屋や就寝前でも読書しやすく。しかも今回はタッチスクリーンも新たに加わり、物理ボタンと併用して操作できます。タッチ対応に伴い前面下部のボタンは省かれ、ページめくり用の物理ボタンは側面に移りました。地味に大きい改善です。

画面の画素密度は219ppi。記録媒体として16GBのmicroSDカードが付属し、最大256GBまで拡張できます。厚みは5.95mm。重さはわずか72gで、バッテリーは1100mAhと従来機より大きめです。ポケットどころか財布感覚のサイズ感ですね。
読める本には注意点があります。対応するのはDRMフリー(コピー保護のかかっていない)のepubやmobiファイルの取り込みのみ。Kindleのライブラリ移行なんかはできません。書籍の転送はXteinkアプリ経由の無線か、USBケーブル接続で行い、アプリからはフォントや壁紙の追加も可能です。あくまで手持ちの電子書籍ファイルを読むための端末ってことです。
一方でちょっと引っかかるのが端子まわり。X4にあったUSB-C端子は、充電・データ転送に使う磁気式ポゴピン端子へ変更されました。磁気充電アダプターは同梱するものの、USB-Cケーブル自体は付属しません。つまり専用アダプターが手放せなくなるわけで、ここは使い勝手の評価が分かれそうです。

気になる立ち位置ですが、99ドルという価格は、定価110ドルのエントリーKindleと真っ向勝負の水準です。
Kindleは画面もソフトウェアもストア連携も上ですが、ポケットに入るサイズではありません。
ちなみにXteink標準のソフトウェアは評判がいまひとつで、オープンソースのサードパーティー製ファームウェア「CrossPoint Reader」を入れると読書体験が大きく改善するとされ、その開発者はXteinkの公式パートナーになったそうで。
iPhoneの背面にくっつく「読書専用のサブ画面」という、独自性の高い路線の端末と言えます。ライトが付いた今、弱点はまた一つ減ったってことですね。実用性でいうとかなり劣後しているので、小さくて可愛い面白いガジェットとして浸透して欲しいところです。













