Amazonは2024年10月16日、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの新製品4モデルを一挙に発表しました。「Kindle Scribe」は同日より予約受付を開始し、12月4日より出荷予定、その他の3機種はすでに販売を開始しています。
今回新しく登場したのは、エントリーモデルの「Kindle」と上位の「Kindle Paperwhite」および「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」、そして手書き入力も行える「Kindle Scribe」の4機種。
新世代のKindle Scribeはデザインを一新。角が取れて親しみやすいデザインになったほか、充電いらずのプレミアムペンが付属。消しゴムやハイライトなどの機能を割り当てることができるカスタマイズ可能なショートカットボタンを搭載しています。
また、新機能の「Active Canvas」により、対応している一部の電子書籍であれば、横書きの本の文中に直接メモを書き込むことが可能になりました。書き込みを始めると自動でメモスペースが生成され、さらにテキストに紐づけられるため、文字の大きさを変えても表示が崩れないようです。縦読みマンガなどでは非対応。
防水性能や目へのやさしさが特徴的な「Kindle Paperwhite」と「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、ページめくり速度が前モデルと比較して25%向上し、シリーズ史上最速のページめくりを実現したとのこと。また、7インチディスプレイはPaperwhiteシリーズとしては史上最大サイズであるようです。高コントラスト比と300ppiの高解像度ディスプレイにより、文字や画像をくっきりと表示し、快適な読書をサポートします。
また、Paperwhiteシリーズならではともいえる防水性能やバッテリー駆動時間の長さも健在。IPX8等級の防水をアピールしており、「浴室やビーチ、プールなど場所を問わず読書を楽しむことができる」と主張。バッテリー持続時間は最大12週間と、Kindleシリーズで最長を誇ります。「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、32GBのストレージ、周囲の明るさに応じてディスプレイの輝度を自動調整する機能、ワイヤレス充電にも対応しています。
エントリーモデルの「Kindle」には新色「抹茶」が登場しました。ディスプレイも前モデル比で白黒コントラスト比が向上し、ディスプレイの輝度は最大25%明るくなり、Kindle Paperwhiteと同等の輝度を実現したとのこと。また、ページめくり速度も向上し、よりスムーズな読書体験が可能になったとしています。コンパクトで軽量なデザインと最大6週間のバッテリー持続時間、16GBのストレージを備え、外出先での読書にも最適です。
手書き入力可能な「Kindle Scribe」は5万6980円(税込)から、防水機能搭載の「Kindle Paperwhite」は2万7980円(税込)、上位モデルの「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は3万2980円(税込)、エントリーモデルの「Kindle」は1万9980円(税込)となっています。
先代では用意されていた広告ありモデルが消滅した一方で、先代の広告なしモデルと比較しても諸要因によって大幅に値上がりしてしまいましたが、プライムデーなどのセールでどれだけ安くなるかといったところでしょうか。