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サムスン、「AI OS構想」を発表!8億台拡大へ

 AndroidをAIで塗り替える宣言?

 SamsungがMWC 2026(3月2日〜5日、スペイン・バルセロナ)で、GoogleのGeminiを中核に据えた「AI OS」構想を説明しました。TechRadarが伝えています。

 これはAndroidとは別の新OSを発表したわけではなく、One UIとAndroidの土台の上でAIをより深く組み込んでいく方向性を示したものとのこと。ユーザーの意図を先読みし、先回りして支援する「エージェント型AI体験」を目指すといいます。

 Samsung共同CEOのTM Roh氏は、AIを「すべての製品、すべての機能、すべてのサービスにできるだけ早く適用する」と語りました。Reutersによると、Galaxy AI対応のモバイル製品は2025年までに約4億台でしたが、2026年中にこれを約8億台へ倍増させる計画だそうです。なお、8億台はあくまでモバイル製品の数字で、テレビや冷蔵庫といった家電全体を含む数値ではありません。

 この構想の中心となるのはGalaxy S26シリーズだといいます。Samsung公式が発表したGalaxy S26 Ultraの性能向上幅は、前世代比でCPUが最大19%、NPUが39%、GPUが24%です。チップの世代が進んだぶん、AI処理・グラフィックスともに底上げされた格好になります。

 画像生成・編集まわりでは、Photo AssistやCreative Studioが案内されています。写真の一部を自然言語で編集したり、スケッチや写真、プロンプトからステッカーや壁紙を作ったりできるそうですが、いずれもネットワーク接続やSamsungアカウントが必要になる場合があるとのことです。

 「Aliro」は、CSA(Connectivity Standards Alliance)が策定したスマートロック向けの通信規格です。ざっくり言うと、スマホをかざすだけで鍵を開けられる仕組みの「共通ルール」のようなもの。メーカーごとにバラバラだったスマートロックの通信方式を統一し、NFC・UWB・BLEといった近距離通信で安全に解錠できるようにする狙いがあります。

 AI活用のかたちも広がりつつあります。「Now Brief」では、カレンダーに登録していない予約でも、SMSの予約確認メッセージをもとにその日の予定として表示できる場面が示されました。SamsungとGoogleはGemini 3を使ったエージェント型のAndroid体験もプレビューしていますが、Galaxy S26シリーズではまずGoogle Labsの早期プレビューとして始まり、機能は順次拡大していく流れだそうです。

 Googleは開発者向けに「AppFunctions」というAPIを用意し、アプリの機能をAIエージェントやアシスタントから呼び出せるようにしています。Samsung GalleryとGeminiの連携はその一例で、Geminiが定義済みの機能を呼び出して動作する仕組みです。専用連携がないアプリ向けには、UI automationも早期プレビュー中だといいます。

 Geminiに加え、Perplexityも Galaxy AIのマルチエージェント構想に組み込まれます。ただ「Geminiが生成、Perplexityが検索、Bixbyがハード制御」と単純に三分割できるわけではなく、Galaxy AIが全体のオーケストレーターとして機能し、Bixbyはデバイス制御とリアルタイムWeb検索を、Perplexityは一部アプリに深く統合された追加エージェントとして動きます。

 スマートホーム分野では、SmartThingsが2025年12月にMatter 1.5対応を発表済み。Samsung Walletの「Digital Home Key」も案内されました。Aliroベースで、SmartThingsとMatterに対応したスマートロックをNFCやUWBで解錠できる仕組みです。UWB対応は2026年4月からの予定だといいます。

 Samsungは「AI OS」という表現で将来像を大きく掲げましたが、現時点の中身は、AndroidとOne UIを土台にGalaxy AI・Gemini・Bixby・Perplexityをより深く結びつけていく戦略です。新しいOSが登場したというより、既存の基盤をAIで進化させていく方向性を鮮明にした発表だったと言えそうです。

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