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Galaxy AIの日本語音声認識、サムスン日本研究所が本格開発

 サムスン日本研究所(SRJ)は、Galaxy AIの日本語音声認識エンジン開発を本格的に開始したと発表しました。この取り組みは、2024年4月以降、サムスン中国北京研究所(SRCB)から移管されたものです。

 SRJのArtificial Intelligence Part長である赤迫貴行さんによると、昨年末にソフトウェア開発のLabを発足させ、日本向けのGalaxy AI機能開発やSamsung Walletの開発を行っているとのことです。

 赤迫さんは、日本語音声認識エンジン開発の課題について説明しました。日本語の同音異義語の多さから「観光」と「慣行」、「公共」と「好況」など文脈判断が必要となることや、漢字の微妙な違いによる意味の変化など、膨大な学習データが必要だそうです。

 データ収集の効率化のため、SRJではSamsungの大規模言語モデル「Samsung Gauss」を活用し、スクリプト収集や音声合成ツールによるデータ生成を行っているとのことです。その結果、現在の単語認識率はあらゆる評価で99%を超えているそうです。

 今後の目標として、SRJは今年7月に開催される「パリ2024オリンピック・パラリンピック」に向けて、特定の単語やスクリプトの準備に注力しているとしています。赤迫さんは、「音声認識をはじめとした日本語機能が多様なシーンや幅広い生活環境に対応できるよう、今後、日本語の方言や、親しい間柄での口調なども強化していきたい」と語っています。

 SRJは、Galaxy AIの日本語機能開発を通じて、より使いやすい製品の実現を目指していくとしています。

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