芋ノ文 
2023年11月に情報が飛び出したメタ社と中国のテック大手テンセントの提携話ですが、現在「動き」がストップしているという報道が浮上しました。
両社の提携は、Meta Quest 3のエントリー版らしい「Quest 3 Lite」を中国本土で売るための協業という情報でした。しかしその後（正式な）音沙汰は無く、今回保留というニュースが出た形です。
今回の情報を報じたのは、中国メディアのSina Finance（新浪）。
同メディアは、プロジェクトに関する条件の不一致や合意の失敗などが重なった結果、メタ社側がテンセントに通達を行ったと説明しています。
報道が事実である場合、中国のVRユーザーがQuestシリーズを（正規に）入手できるようになるまで、まだ時間がかかりそうです。
一方、PICO 4で有名なPico社（と親会社のByteDance）にとっては今回の保留話は朗報でしょう。同社は現在、人員整理を進めていますが「巻き返し」に必要な時間を得たからです。
どこの企業が2024年以降の中国XR市場の「覇権」を握るのか。今後の展開に注目です。
