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iPhone 16 Proを購入しました。カメラ制御ボタンは過度に期待しない方が良い

 本日発売のiPhone 16 Proを購入しました。

 今回選択したのは黒色です。今まではそのシーズンの新色だったり、目立つ色を選んだりしてきましたが、今回は純粋に自分の使いたいと思う色を選択しました。

 というのもiPhoneは長らく遅れていたり不便だったりして肌に合わず、使うことが苦痛だと感じていたのが、iPhoneも進化し、高駆動化・ノッチの小型化・狭額縁化・USB Type-C搭載・物理ボタンによるアプリ即時起動・カメラ制御ボタン搭載など、様々な点がAndroidに追いついてきて、好きになってきたからです。選んだストレージ容量も128GBではなく引き続き256GBです。

移行設定は、元のiPhoneから新iPhoneの画面を撮影して認証し、データやeSIMなどを移行していく気持ちの良い体験

 実際けっこうカッコいいですよね、この黒色。背面はすりガラス風で指紋が付かず高級感があります。

 側面部は若干指紋が目立つ感じなのが残念。

 重量は199g。iPhone 15 Proと比べると残念ながら重くなっていますが、筆者が使ってきたのはiPhone 15 Pro Maxなので、それほど苦なく持てています。

 新たに搭載した側面のカメラコントロールボタン。触覚フィードバックはしっかり物理ボタンらしさを醸し出していてすごいですね。軽い押し込みでメニュー、軽い押し込みでなぞると設定調節動作、強い押し込みでカメラ起動やシャッターです。それを理解して慣れる必要があります。

 ちょうど右手の人差し指にボタンが来る!……と思うところですが、右手の人差し指でで押そうとするには距離があります。もうちょっと底部寄りに配置していたら良かったのに、残念です。右手の親指で押す方がまだ使いやすいかなと思い、そのようにしています。

横持ち時、iPhone 16のカメラボタンは中央寄り過ぎて、人差し指では使いにくい。親指の方がいい。

 このボタンはカメラシャッターボタンだけではなく、露出変更ボタンも兼ねています。根本的に、従来の「タップに、フォーカス動作と露出変更動作の2つを割り当てる」というカメラUIは、変です。iPhoneが3.5インチだった時代ならいざしらず、画面が大型化した今となっては動作を一緒にする意味が薄く、使いやすくありません。まだまだ荒削りな印象を受けますが、カメラUIの改革に取り組む姿勢は支持したいです。

 カメラをシングルクリックで即時起動できるはずなのに、できない場合が多くてイライラします。これはAOD(Always On Display)のロック画面なら、通常のロック画面に遷移する動作が間に入るからです。その場合はもう一度クリックすれば起動できます。

 ロック画面がAODか否かなんて一般人には難解な話で、このボタンの動作には一貫性が足りず、動作に確実性がありません。状況に応じて動作が変わってしまうのであればシャッターチャンスを逃す原因になってしまいます。最も期待される部分がダメです。これを考えた人はどうかしていますね。押し込めばどのような状況でも確実にカメラを即時起動できるアクションボタンの方がいいです。アクションボタンは、iPhone 15 Pro/Maxからあります。iPhone 16シリーズの存在価値……。

 そこで見つけた解決策です。カメラ制御ボタンからカメラを起動したいなら、Androidのようにダブルクリックすることです。これでカメラをほぼ確実に起動できます。

 なお、カメラ制御ボタンの設定画面には、ダブルクリックでカメラ起動という項目があります。初期ファームなのである程度のバグは仕方ありませんが、筆者の環境では起動できないことが頻発します。設定は決してダブルクリックに変更せず、デフォルトのシングルクリックのまま、ユーザーがダブルクリックを心がけるのが肝要です。

 そんなことをするとダブルクリックの二回目のボタンでシャッターが切れてしまうのではないかと思う人もいるでしょうが、大丈夫です。瞬時にダブルクリックすれば二回目のボタンはキャンセルされ、単にカメラ起動画面になるだけです。

 カメラ制御ボタンは設定可能な項目が少ないのと、慣れが必要な感じと、そもそも慣れて使いやすくしっくりくる性質のものなのだろうかという不安が、今のところ入り混じっています。アクションボタンにカメラシャッターボタンを割り当てて、画面触った方が早いかも、と思わせられます。お金に余裕があるわけではないなら、カメラ制御ボタン目当てで買うのはやめておいたほうがいいかもしれませんね。アップデートで多少はマシになるでしょうし、カメラ制御ボタンに惹かれている人は、少し様子見することをおすすめします。

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 最近身の回りにApple製品が増えてきて、エコシステムの中核を担うiPhoneの存在感が増しています。あまり取り込まれすぎないようにと思いつつ、その便利さに心奪われそうになる瞬間が増えてきました。Apple製品は、少なくともiPhoneはAndroidスマホと比べたら面白くないですが、エコシステムを揃えた時には抗えない快感があります。警戒しながらiPhone 16 Proを楽しんでいこうと思います。

本日発売のApple Watch Ultra 2 黒色。Apple Watch Ultraシリーズが欲しいけど色が好きじゃなかったので、Apple Watch Ultra 2の黒色が出た途端、時期じゃないとわかりつつも買ってしまいました

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