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iPhone 16の急速充電速度が判明。

 iPhone 16シリーズが最大45Wの充電に対応するという噂が浮上していましたが、Appleは「約○○分で××%」というようにしか表記しておらず、実際の最大充電速度は明らかになっていません。そこで中国メディアが、実際にiPhone 16 Pro Maxで詳細な検証を行っていたので紹介します。

   中国品質認証センター(CQC)の認証情報では、iPhone 16シリーズは最大15V 3A、つまり理論上45Wの充電に対応するとされているようです。しかし、認証機関の示す数値は、あくまでデバイスが対応できる最大入力電圧と電流であり、実際の使用状況でその電力が常に供給されるわけではありません。

 そこで中国のifanrは、 iPhone 16 Pro Maxの充電電力を様々な状況下で測定。その結果、極端な条件下では最大38W〜39Wの瞬間的なピーク電力を記録しましたが、持続的な電力は33Wにとどまったとのこと。さらに、日常的な利用を想定したテストでは、最大電力は27W程度で、前世代のiPhone 15 Pro Maxとほぼ変わっていないようです。

   SNS上では最大39Wでの充電が行えたという情報も出ていたようですが、実際の使用ではこの数値はまれにしか確認できなかったとのこと。

 まず、通常利用ではほぼ起こりえない、充電速度が最大化されるような環境でのテストから。バッテリー残量を2%に減らし、画面の輝度は最大の状態で4K120fpsの動画撮影を行い、冷却ファンを利用するというもの。日常的な利用でとはかけ離れているテストですが、この状態でピーク電力は39W前後を記録できたとのこと。

 一方で、室温かつ画面をオフにした状態で充電するという、日常利用を想定したテストを実施したところ、充電速度は最大27W程度で、約1時間45分かけて満充電に達したとのこと。充電速度は80%までは段階的に下がり、それ以降は漸進的に速度が低下するトリクル充電に切り替わったとしています。

   最後にiPhone 15 Pro Maxと同じ環境で負荷をかけるテストを行ってみたところ、常時9V3Aの27Wで安定、言い換えると最大9V3Aに制限していたとのこと。iPhone 16 Pro Maxではこの制限を取っ払っているのでしょうか。

  今回のテスト結果より、iPhone 16 Pro Maxの充電関連のハードウェアは、iPhone 15 Pro Maxからほとんど変わらない可能性が示唆されたとのこと。Appleはあくまでユーザー体験を重視しており実使用における利便性や安定性を重視しているため、わざわざ充電速度について言及せず、「30分で50%まで充電できます!」みたいなことしか言わないのだろう、とまとめられています。

 よって、iPhone 16シリーズしか使わないユーザーにとっては、わざわざ45W級の充電器を買う必要はなく、30W級のコンパクトな充電器で十分と言えるでしょう。しかしMacBookかiPad Proあたりを保有していれば話は変わります。すべてのデバイスを一挙に充電するために、少なくとも65W以上の充電器を持ち運ぶメリットはありそうです。

情報元ifanr
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