
NTTドコモは11月5日、同日昼に始まった通信障害が日付の変わる直前になっても続いていると発表しました。午後11時時点で「第十二報」を出したものの、その中身は「第十一報からの更新情報はありません」との案内に留まっています。
障害が発生したのは5日午前11時18分ごろ。午後1時時点の第二報では、全国で音声通話やデータ通信、SMSが使いづらくなり、ドコモ回線を使うMVNO(格安SIM)も対象に挙げつつ、詳細や緊急通報への影響は確認中としていました。
その後、午後2時時点の第三報で影響範囲が絞り込まれました。影響を受けているのは「5G SA(スタンドアローン)」契約者の音声通話やデータ通信、SMS。一方、5G SA以外の5Gや4Gの利用者、ドコモ回線を使うMVNO、緊急通報には影響がないとしています。
この5G SAは、4Gの設備に頼らず5Gの設備だけで通信する方式のこと。
原因はいまも調査中ですが、同社は午後4時時点の第五報以降、事象の発生前後を含めて不正アクセスの形跡やサイバー攻撃を示す事象は確認されていないと説明しています。
5G SAの契約者は、ネットワーク設定で4Gを選んだうえで、スマホを再起動するか機内モードをオン・オフすると通信できる場合があるとのことです。
そしてドコモは第三報以降、午後2時から午後11時まで毎正時に続報を発表。第八報や第十二報のように、直前の発表から更新がない回もありました。
こうした高頻度な報告をし続けているのは、総務省が2023年3月に定めた「電気通信サービスにおける障害発生時の周知・広報に関するガイドライン」に沿った対応とみられます。
同ガイドラインは状況に変化がないことも重要な情報と位置づけ、更新内容がなくても、指定公共機関は深夜早朝を除き少なくとも1時間ごとを目安に情報を更新するよう求めています。
指定公共機関にはドコモを含む通信8社が指定されており、初報も原則30分以内に出すことになっています。
「更新情報はありません」と1時間ごとに出し続ける対応は、一見すると無駄に見えるかもしれませんが、理由があるというわけです。半日たっても原因が見えない状況は長い感じですね。一刻も早い復旧が待たれます。












