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SwitchBot サーキュレーター 2 Proレビュー。サーキュレーターに進化は必要か!?!?→ちゃんと進化してました

SwitchBot サーキュレーター 2 Proレビュー。サーキュレーターに進化は必要か!?!?→ちゃんと進化してました

 スマートホーム機能にデフォルトで対応した扇風機もサーキュレーターも、そう多く出ているわけではなく、電球やロックに比べれば参入企業もある程度少ないです。

 日本で数少ないスマートサーキュレーターを販売しているSwitchBotから、「SwitchBot サーキュレーター 2 Pro」なる製品を提供いただきましたのでレビューします。風を送るのが本分なサーキュレーターに、いかにして付加価値を提供するのか?

 まずは外観から。今回のレビュー機はアイボリー。今モデルはアイボリーとブラックの二色展開となっているようですが、ブラックは遅れて出荷となる見込み。

 アイボリーのほうはファンの前面中央部分が木目調になっており、シックな印象を与えます。地味にありがたいのが背面上部の持ち手の加工。滑り止めのゴムが施されており、持ち運びやすくなっています。

 付属品は各種説明書とDCケーブルとリモコンが同梱されていました。ただ、現在我が家にはSwitchBotのサーキュレーターが合計4台もありますが、基本的にはハブのボタン、Google Homeから操作しているため、リモコンはほぼ使わない生活です。リモコンを探すより声のほうが速いですね。

 しかも地味な問題が。SwitchBot スマートサーキュレーターのリモコンなんですが、チャンネルとかいう概念はありません。つまり、赤外線の当たる範囲なら、複数台同時に操作ができてしまいます。いや、シーリングライトならともかく、サーキュレーターのリモコンなんかに普通チャンネルとかいう概念ないか……。ほな問題ないか……。

 今回のサーキュレーター 2 Pro がProである所以も、外観から伝わってきます。まず背面を見ると、何やら怪しいポケットとフィルター。ここがアロマケースになっており、特に取扱説明書に記載はありませんが綿にアロマオイルをしみこませることで香りが飛んでいくのでしょう。当然、アプリで香りのオンオフなどできないアナログな仕様です。

 意外とアロマの香り自体はそこまで強くなく、風をじかに浴びて初めてちょっと香るかな~程度でした。これであれば、筆者の日常生活内でアロマの香りが気になるシチュエーションはありません。ただし洗濯物を乾かしたい時にアロマの香りを付加したいとは思えないので、そういう使い方をするユーザーにとってアロマのオンオフ機能は欲しいところだったかもしれません。

 ファンの奥にはフィルターがあるものの、これはあくまで「プレフィルター」。網目は目視できるレベルであり、大きな埃やペットの毛を空中に舞わせないようにするためのもの。空気清浄効果はない点に注意が必要です。

 そしてさらに、プラス・マイナスイオンの放出機能すらも持つようです。これは本体の運転モードボタンを2秒長押しでオンオフを切り替えられます。イオンは花粉の飛散の抑制や脱臭に効果があるとされていますが、正直効果があるのかと言われるとわかりません。温湿度のように目に見えるものでもないですから。

 アロマだのイオンだのと飛び道具の話をしましたが、サーキュレーターの本分はあくまで風を送ること。送風性能としてもしっかり強化されており、公式声明では最大風量は48%アップしたとのこと。

 実際、今回のモデルでは「ブーストモード」が搭載されています。少し古い扇風機を思わせる騒々しさを発揮しますが、旧モデルと比べると確かにそれほどの性能向上は果たしていそう。

 サーキュレーターの仕事である”遠くまで風を送り、空気を循環させる”という仕事をしっかり果たしてくれています。とはいえやっぱりうるさいので、常用は厳しい印象。洗濯物の室内干し、室内焼き肉の時の排気にでも使いましょう。

 また、ありがたいことにバッテリー持ちは最大50時間から70時間へ伸び、重量は2.4kgから2.1kgへ軽量化しているとのこと。とはいえ、バッテリー容量自体は3600mAh、7.4Vで現行モデルから変わっておらず、また風量を最弱に設定したときの送風量が比較できない以上、最大駆動時間を達成するモードでの回転数が低く抑えられている可能性は捨てきれません。そのため、一概に”実用上の駆動時間が伸びた!”と評価はできない点だけは注意が必要です。

 アプリのほうも見ていきましょう。従来モデルからUIも若干変わりました。分かりやすい!という声もあるかもしれませんが、ぶっちゃけ前のモデルのほうがUIとしては好きですね……。左が2 Pro、右が従来モデルです。

 下のほうを確認すると、上下と左右の首振り設定があります。ここが地味に進化しているポイントで、従来モデルでは「上下に30°」とか「左右90°」というように、首振りをONにしてどれくらい回転させるか?を設定することしかできず、たとえば特定の方向に送風したい!となればタイミングよく止めるか手で動かす必要がありました。

 しかしサーキュレーター 2 Proでは、ラジコンよろしく「1段階上に」「1段階右に」のように、送風する位置を細かく調整できるように。

 お!じゃあこれでうまいことやれば「部屋干しモード」と称して特定の方向を向かせたりできるじゃん!便利ィ!……と思ってシーン機能(複数のデバイスの操作をまとめて実行するもの)を確認したところ、特にそういった項目はなく、従来の「n°回転」しかなくズッコケました。

 手作業でポチポチやって動かすしかないとのことで、ぶっちゃけあまり旨味がない気がします……。執筆時現在SwitchBot APIのドキュメントにはサーキュレーター 2 Proが出ていないので、API経由で操作できるかも不明。

 SwitchBotはOpenClawなどAIエージェントとの連携もアピールし、比較的APIも多く公開しているので、ここの操作性の自由度はできることなら開放してほしかった……というのが思うところではあります。

 一方、接続性に関して良いところもあります。初代スマートサーキュレーターではWi-Fi接続機能を持たないため、音声操作を行うにはハブ機能を持った製品を別途購入する必要があったのですが、スマートサーキュレーター 2 ProではWi-Fi接続とMatter Over Wi-Fiに対応。SwitchBotハブなしでもアプリから遠隔操作可能ですし、ご家庭にスマートスピーカーなどがあれば、高速なMatter経由で操作が行えます。

“Wi-Fi設定”の項目が。経験則にすぎませんが、SwitchBot製品はWi-Fi接続のほうが安定しがちです

 スマートサーキュレーター 2 Proの総評としては、アロマやフィルター、イオン機能など”Pro”たる付加価値はしっかりしていると感じた一方で、いわば”2″の部分ともいえる基礎的なスペックの進化、例えば風量の強化やバッテリー持ち、小型軽量化といった点は、もともとのモデルの時点で満足しているという点もあるからか、筆者の環境だとそこまで大きな満足度向上にはつながらなかった、というのが本音です。

 SwitchBot スマートサーキュレーター 2 Proの通常価格は1万6999円ですが、割引価格で1万3980円に。アイボリーは7月上旬より、ブラックは8月より出荷予定となっています。無印スマートサーキュレーターは割引価格で1万円に届かない程度の価格設定。先述の通り、無印サーキュレーターを遠隔操作するためには別途5000円~のハブ機能を持った製品が必要です。

 アロマ・フィルター・イオンの新機能3兄弟が気になる方、またはハブ不要という魅力を生かし、SwitchBot以外のスマートホーム勢力圏を使っている・そもそもスマートホーム製品を持っていないものの、屋外から操作できる・自律的に動作できるサーキュレーターという点に魅力を感じる方、あるいは圧倒的な風量が欲しい方は、SwitchBot スマートサーキュレーター 2 Proがおすすめ。冷気を循環させ効率よく冷やしたい、というので十分な方には、サーキュレーター 2 Proはちょっとオーバースペックです。そういえば”Pro”ってそういうもんでした。

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