
Appleは9月10日のライブ配信で、折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表しました。生体認証はTouchID。

従来の折りたたみスマートフォンでは、比率が中途半端、映画の周囲に太い黒枠ができてしまうなどの課題があったといいます。iPhone Duoでは、動画の視聴やウェブの閲覧に合わせて向きを変え、横向きでも縦向きでも使いやすいといいます。

内側には7.6型のSuper Retina XDRディスプレイを搭載。外側は5.4型。内側画面にはUDC(アンダーディスプレイカメラ)を搭載しており、画面に穴がないのが特徴です。
iOS 27では、画面の大きさに合わせて操作部の配置も見直しています。重要な操作ボタンをサイドへ移し、親指が届きやすい位置に配置。ホーム画面ではDockが右側に縦に並び、時刻や通信状態などのステータス表示は上部の隅にまとまっています。本体を開くと、外画面から内画面へ表示が移り、メールの受信箱と本文などを広い画面に展開します。
大画面を使った2アプリの同時表示にも対応します。配信では、メッセージと写真を左右に並べる操作を披露しました。2つの商品を見比べたり、アプリ間で内容を移動したりする使い方を紹介。縦向きでは上部に動画を固定し、ほかの操作を続けられます。

ペン入力については、年内に両方のディスプレイでUSB-C対応のApple Pencilを使えるようになると案内しました。メモやスケッチ、書類への注釈に利用でき、閉じた状態の外画面に手書きの注釈を加えた例も披露しています。

折り曲げた状態での使い方も用意します。キーボードは折り目を避ける配置に変わり、スタンバイは充電中でなくても置くだけで利用できると説明しました。時刻や予定、音楽などを表示し、ベッドサイドでは目覚まし時計として使う場面を示しています。

折りたたみ画面の見え方には、独自のNano-texture仕上げで対応します。同社は、折り目を目立ちにくくし、表面を平らでマットな見た目にすると説明。さらに、高強度ガラスやOLED、粘弾性接着剤などを組み合わせた積層構造で、画面をフラットに保ちながら耐久性を高めるとしています。

ヒンジは開閉時にディスプレイの中心を支え、独自の可変トルクによって滑らかに動くよう設計したと説。筐体にはグレード5チタニウムを採用し、背面にはCeramic Shield、前面にはCeramic Shield 2を使用。折りたたみ初号機ながらIP68等級の防塵・耐水性能も備えます。
認証には、サイドボタンに組み込むTouch IDを採用します。開いているときも閉じているときも使うことを考え、親指のすぐ下に来る位置に配置したと説明しました。Apple Watchによるロック解除にも対応します。アクションボタンはなし、カメラコントロールボタンは搭載。
処理性能を担うのはA20 Proです。ベイパーチャンバーで性能の持続を支え、同社はiPhone 17 Proと比べて最大35%高い持続性能をうたっています。通信にはC2モデムを搭載し、アップロードはC1X比で最大50%高速と説明。5Gミリ波については米国で対応。
バッテリーは2つ搭載し、カスタムシリコンとアルゴリズムで充放電やバランスを調整します。動画再生時間は、内画面使用時が最大31時間、外画面使用時が最大44時間です。急速充電では約20分で最大50%まで充電でき、5分の充電で外画面による最大5時間の動画再生が可能としています。
撮影には48MP Fusionデュアルカメラシステムを搭載します。メインカメラは4800万画素で、センサーシフト光学式手ぶれ補正に対応。動画は4K・120fpsで撮影できます。本体を自立させて撮る使い方として、4K Dolby Vision HDRのタイムラプスも紹介しました。超広角も4800万画素のFusionカメラで、同社によるとiPhone 18 Proと同じカメラを採用しています。

内外の画面は、撮る人と撮られる人が映像を共有するためにも使えます。背面カメラでセルフィーを撮るほか、人物撮影では被写体が外画面で自分の姿を見ながら、ポーズやフレーミングを確認できます。

子どもの視線を誘導するアニメーションを表示するキッズキューや、全員の準備が整うと自動撮影する機能も紹介しています。通話では内画面下のFaceTimeカメラを使い、本体を自立させてハンズフリーで話せます。前後の映像を同時に共有したり、外画面から同席者が会話に参加したりする使い方も。
カラーはスターホワイトとナイトスカイの2色です。アクセサリーとして、一体型スタンドを備えたiPhone Duoフォリオも展開。主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | iPhone Duo |
|---|---|
| 内画面 | 7.6型 Super Retina XDR |
| 外画面 | 5.4型 |
| OS | iOS 27 |
| チップ | A20 Pro |
| モデム | C2 |
| ストレージ | 256GBから2TB |
| 背面カメラ | 4800万画素Fusionメイン+4800万画素Fusion超広角 |
| メインカメラ動画 | 4K・120fps |
| 指紋認証 | サイドボタンのTouch ID |
| ペン入力 | USB-C対応Apple Pencilを両画面で利用可能になる予定(年内) |
| 筐体素材 | グレード5チタニウム |
| 防塵・耐水 | IP68 |
| 動画再生時間 | 内画面で最大31時間、外画面で最大44時間 |
| 両画面同時使用 | 1回の充電で最大24時間 |
| 急速充電 | 約20分で最大50% |
| カラー | スターホワイト、ナイトスカイ |
米国価格は1999米ドル(現時点のドル円為替レート153.4円では約30万6800円)からで、ストレージは256GBから2TBまでを用意します。日本での価格は別。予約注文を10月16日から受け付け、10月23日に発売。

重量250g超えで値段が高いことがかなり大きな弱点ではあるものの、UDC(画面下カメラ)で大画面を有効活用、Apple Pencil対応、有線無線急速充電といった優位性が大きくてんこ盛りなので、折りたたみスマホをビューワーとして重宝している人にとっては非常に魅力的に映るはずです。筆者は絶対買います。













