
vivoのVシリーズは、同社がインドで「プレミアム」と位置づけるスマートフォンシリーズです。2026年2月に登場した「vivo V70」に続き、vivoのインド法人は10月6日、それに続く「vivo V80」を発表しました。
価格は8GB+128GBモデルが6万2999ルピー(約10万3000円)から。インドでは発表同日から予約を受け付け、10月13日に発売予定です。
同社によると、7200mAhはインドで発売したVシリーズとして最大の電池容量(定格容量は7015mAh)。90Wの急速充電に対応し、高速充電モードを利用すれば30分で50%まで充電できるとしています。処理性能を担うチップはV70と同じSnapdragon 7 Gen 4を継続採用。
背面カメラは3眼構成。メインカメラは5000万画素で、ソニーのLYTIA 700Vセンサーと光学式手ブレ補正(OIS)を備えます。望遠はソニー製IMX882を採用した5000万画素の光学3倍カメラで、こちらもOISに対応。デジタルズームは最大100倍まで利用できます。もう1基は超広角カメラです。

カメラはZEISSとの共同開発をうたい、23mm・35mm・50mm・85mm・100mmの5つの焦点距離で人物を撮れるポートレート機能を用意。動画は4K/60fps撮影に対応し、映画風の色味を3種類から選べる「4K Cinematic Video」も備えます。前面カメラも5000万画素で、92度(歪み補正後の実効画角は90度)の広角レンズとオートフォーカスを搭載。
画面は6.59型・2750×1260ドットの有機ELで、リフレッシュレートは同社の発表で最大144Hz(144Hz表示は一部アプリのみ対応)、局所的なピーク輝度は5000ニトに達します。本体寸法は高さ157.52mm、幅74.33mm、厚さ7.69mm、重さ203g。
防塵防水はIP68とIP69に対応。指紋センサーは超音波式を採用します。OSはAndroid 17ベースのOriginOS 7で、vivoはVシリーズとして初めて出荷時からOriginOS 7を搭載するとしています。セキュリティアップデートの提供期間は、発表日から数えて最大6年間。
インドでの価格は、8GB+128GBモデルが6万2999ルピー(約10万3000円)、8GB+256GBモデルが6万9999ルピー(約11万5000円)、8GB+512GBモデルが7万9999ルピー(約13万1000円)。
いずれも税込で、カラーはSunrise Anthem、Horizon Blue、Stellar Blackの3色展開です。vivo公式サイトのほか、Flipkart、Amazon(インド)、提携販売店で取り扱います。V70は発表時、8GB+256GBモデルが4万5999ルピー(約7万6000円)だったため、同一構成での比較では2万4000ルピー(約3万9000円)の値上がりとなりました。
| 項目 | vivo V80 |
|---|---|
| SoC | Snapdragon 7 Gen 4(4nm) |
| 実行メモリ | 8GB |
| ストレージ | 128GB、256GB、512GB |
| 画面 | 6.59型 有機EL、2750×1260ドット、最大144Hz(一部アプリ)、局所ピーク輝度5000ニト |
| 背面カメラ | メイン5000万画素(LYTIA 700V、OIS、f/1.88)、望遠5000万画素(IMX882、光学3倍、OIS、f/2.65)、超広角(f/2.2) |
| 前面カメラ | 5000万画素(92度、オートフォーカス、f/2.0) |
| 電池 | 7200mAh(定格7015mAh) |
| 充電 | 90W |
| 防塵防水 | IP68、IP69 |
| 生体認証 | 指紋認証(超音波式) |
| OS | OriginOS 7(Android 17) |
| 通信 | 5G、Wi-Fi(2.4GHz・5GHz)、Bluetooth 5.4、NFC |
| 端子 | USB Type-C(USB 2.0) |
| サイズ | 157.52×74.33×7.69mm |
| 重さ | 203g |
先代のV70と比較するとバッテリーを700mAh増やし、144Hz駆動やOriginOS 7を載せてきた点は順当な改良です。ただ、SoCはSnapdragon 7 Gen 4の据え置きで、画面サイズや本体の縦横、望遠カメラのセンサー、IP68・IP69対応もV70から変わりません。そのうえで、8GB+256GBモデルが2万4000ルピー(約3万9000円)も値上がりしています。最安の128GBモデルですら、先代の上位構成である12GB+256GBモデル(4万9999ルピー、約8万2000円)を大きく上回る始末。電池と画面の向上だけで納得するには、かなりの価格差であり、メモリ高騰の余波を感じざるを得ません。
V70ユーザーが乗り換える理由は薄く、もし先代が値下がりして残っているなら、そちらを拾うほうが現実的な選択肢になりそうです。











