カメラフラグシップのスマートフォン「vivo X200 Ultra」を4月21日に発表する予定のvivoですが、X200 Ultraについて新たな情報を告知。なんとvivo X200 Ultra専用の外付け望遠レンズを用意しているとのこと。
外付けレンズというのはスマートフォンのカメラ部分に取り付けることで、マクロ撮影や望遠撮影を可能にする外部のレンズ。iPhone向けなど、サードパーティーから様々な製品が発売されています。
今回は専用の純正製品として外付けレンズが登場。筆者の知る限りではスマートフォン史上初の試みだと思われます。専用設計のために、外付けレンズでありがちなケラレ現象などは生じにくく、高画質であることが期待されます。
vivoのプロダクトマネージャーの韩伯啸氏によると、このレンズはZeissと共同開発であり、13枚 3組の高透過レンズから構成されるようです。
この外付け望遠レンズはX200 Ultraにある85mm 2億画素のカメラに装着する形で利用。装着後は200mm 2億画素 f/2.3の望遠カメラという扱いになるそうです。
200mmは85mmからさらに2.35倍ズームした画角であり、23mmのスマホを基準とすると光学8.7倍に相当します。外付けレンズなしの30倍撮影の画質で70倍撮影ができるようになるといいます。
この外付け望遠レンズを装着したvivo X200 Ultraの作例もいくつか公開。30倍超えの倍率でも豊かな詳細を捉えられることが分かります。

35倍撮影

50倍撮影
スマホカメラのレンズの限界を超える試みとして今年には他にも、Xiaomiのレンズスタイルカメラやrealmeのレンズ交換式スマホカメラが発表されました。今回はそれらのようなコンセプトではなく消費者向けに発売される見込みです。スマホのカメラモジュールにレンズを組み合わせる、という実装しやすくコストも抑えられるというのが製品化を可能にしたのでしょう。
この外付け望遠レンズは、X200 Ultra専用のカメラキットに専用のアダプタを取り付けて接続することで利用できます。X200 Ultra 16GB+1TB版イメージングパッケージエディションにカメラキットとともに付属して発売されるとのこと。
価格や機能について詳細が明かされるであろう、vivo X200 Ultraの発表会が待ち遠しいところです。