vivoのプロダクトマネージャーの韩伯啸氏がweibo上で画像を公開。vivoの次期カメラフラグシップスマートフォンである、vivo X200 Ultraのカメラモジュールの外観が判明しました。vivo X200 Ultraのバックパネルをはずしたもので、vivo X100 Ultraと同様にトリプルカメラであることが分かります。
韩伯啸氏によると、X200 Ultraは14mmの超広角カメラ、35mmメインカメラ、85mm望遠カメラの焦点距離の構成であるとのこと。
従来のvivoを含む、多くのスマホカメラのメインカメラの画角は23mm~26mmが主流となっていますが、今回それが35mmに変更。35mmレンズでは画角の狭く、歪みが少ない、より人の目に近い写りになるはずです。
同じ35mmメインカメラのスマホとしては、nubia Z70 Ultraなどがあります。デジタルズームでも35mmで撮影することができますが、被写体の細部を捉えることを優先し、実装に踏み切ったのだと思われます。
一方で、中国の著名リーカーの数码闲聊站氏によると、イメージセンサーは35mm判換算焦点距離の変更の影響で、1.02型から1/1.28型へと小型化。センサーサイズが小さくなると高感度時にノイズが生じやすくなったりしますが、X200 Proで採用された SONY製のLYT-818で十分カバーできるとの判断でしょうか。いずれにしろ思い切った決断だと思います。
望遠カメラはX100 Ultraと同様、2億画素センサー搭載のペリスコープモジュールでテレマクロ撮影に対応。ただし、モジュールが大型化し、さらに開口部を大きくしたことで集光量が38%向上しているといいます。

上からX200 Ultra、X100 Ultra、1/2型のマクロ対応望遠モジュール
史上初の特殊レンズとプリズム技術、新しいレンズコーティングを採用し、低照度でのフォーカス、手振れ補正、解像度などが改善しているといいます。X100 Ultraでは、望遠カメラでの夜景撮影で高評価を得ていましたが、さらなる画質向上が期待できそうです。
最後に超広角カメラですが、こちらはX100 Ultraと比べて巨大化しています。

業界平均の超広角カメラとの比較
Xiaomi 15 Ultraの超広角カメラのセンサーが1/2.76型へ小型化するなど、望遠カメラ重視路線の影響で近年超広角が冷遇される傾向にありました。その流れに逆行するように、X200 Ultraでは超広角を強化するようです。
数码闲聊站氏によると、センサーサイズは1/1.28型であるとされ、この画角の中でスマホ史上最大のセンサーサイズとなります。韩伯啸氏は、この最強の超広角カメラで壮大な風景の撮影や、手振れ補正の安定した動画撮影において高いパフォーマンスを発揮することを示唆しています。
この3つのトップレベルのレンズにより、24時間365日いつでもどんなシーンにおいても、どのカメラを使うか考える必要なく、好きなものを高水準の画質で写真撮影・ビデオ撮影できるとのこと。超広角の強化により、全画角でHDR動画撮影や4K 120fps撮影が可能になるのかもしれません。
vivo X200 Ultraは今年の4月中に発表される見込み。詳細な仕様や、作例などがどうか気になるところです。