Oppoは、ゲーミング特化スマートフォン「K13 Turbo」および「K13 Turbo Pro」をインド市場で発売しました。GSMArenaが伝えています。
K13 Turboは、MediaTek Dimensity 8450を搭載。このSoCは2025年5月発表の比較的新しいチップで、全てのコアがCortex-A725で構成された「All Big Core設計」が特徴です。すべてA725といえど、コアによって最大周波数は異なるようになっており、幅広いタスクに対応可能。AnTuTu V10スコアは約182万点となり、ミッドハイクラスとしては十分な性能を発揮します。
一方、K13 Turbo ProはQualcomm Snapdragon 8s Gen 4を搭載。AnTuTu V10スコアは約210万点で、Snapdragon 8 Gen 3とほぼ同等の性能を発揮します。メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.0を採用し、高速なデータアクセスを実現しています。
両モデル最大の特徴は、世界初となる防水対応の内蔵アクティブ冷却ファンです。REDMAGICのゲーミングスマホと同じように、カメラに紛れてファンが配置されていますね。
これにより激しいゲームプレイ時でも安定した性能を維持できます。しかも、IP68およびIP69等級の防水防塵性能も確保しています。ここは最近堅牢さと防水性能を推しているOPPOらしいといえますね。
両モデルとも6.8インチのAMOLEDディスプレイを搭載。解像度は2800×1280(FHD+)で、120Hzのリフレッシュレートに対応します。ピーク輝度は1600nitsと明るく、屋外での視認性も良好です。タッチサンプリングレートは最大240Hz。
カメラ構成は両モデルで共通。メインカメラは5000万画素でf/1.8、2軸光学手ブレ補正(OIS)に対応します。サブカメラは200万画素のモノクロセンサーという、やや簡素な構成。インカメラは1600万画素となっています。ゲーミングに特化したスマホであるからか、やっぱりここら辺は少し控えめ。まあ仕方ないでしょう。
両モデルとも7000mAhという大容量バッテリーを搭載。80W急速充電に対応し、長時間のゲームプレイでも安心です。この容量なら丸一日はしっかり持ちそうですね。
本体サイズは高さ162.8mm、幅77.2mm、厚み8.3mm、重量208g。ファン搭載にしては厚みや重量はそれなりに抑えられている印象です。
K13 Turbo Proはミッドナイトマーべリック、パープルファントム、シルバーナイトの3色展開。無印モデルはミッドナイトマーベリック、パープルファントム、ホワイトナイトの3色となっています。
価格はK13 Turbo無印モデルが8GB+128GBで2万7999ルピー(4万7000円)、8GB+256GBで2万9999ルピー(約5万円)。上位のK13 Turbo Proは8GB+256GBで3万7999ルピー(6万4000円)、12GB+256GBで3万9999ルピー(6万7000円)となっています。無印モデルは8月18日、Proモデルは8月15日から出荷予定です。
内蔵ファンというアプローチを安価な端末に持ってきた発想そのものは面白いものの、ハイエンドチップを載せていないレベルのこの端末に果たして恩恵があるのかという疑問はありますね。