弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

Windows 11、アプデで「完全新規OS」になる可能性。「27H2」にて、Windows 12になるかは不透明

Windows 11の新しい壁紙とされる、雲の中で青い帯が折り重なる図柄

 Windows 11は、2027年の次期バージョン「27H2」で、OSの主要な部分を入れ替える大型更新になるかもしれません。

 しかし、11月5日のThe Vergeの記事によると、同社はすでに27H2の準備を進行中。同誌のトム・ウォーレン氏が情報筋から得た話では、2024年の24H2と同じく、OSの主要な部分を置き換えたり更新したりする「完全なOSの入れ替え」になるとのことです。

 Windows 11におけるここ2年の更新は小規模でした。2025年の25H2と、今年9月29日に配信が始まった26H2は、有効化パッケージと呼ぶ小さな更新にとどまります。

 Microsoftによると、26H2は24H2や25H2と共通のコードを採用。そのため対象の多くのPCは、少ないダウンロード容量と1回の再起動だけで移行できます。

 一方、27H2は時間のかかる更新になる見込み。Windows Centralのザック・ボーデン氏によると、アプリやファイル、設定を残したままOS全体を置き換えるため、有効化パッケージよりも時間がかかります。

 配信の開始時期について、同氏は2027年の9月か10月ごろになると予想。一度に全ユーザーへ届けるのではなく、段階的に提供範囲を広げるとみています。

 そしてこの更新には、2つに分かれたWindows 11を1つに戻す役割もありそうです。2026年2月に公開された26H1は、Snapdragon X2搭載機など一部の新機種にプリインストールされるだけの版です。

 Microsoftによると、26H1は24H2や25H2、その次の年次更新とは別のWindowsコアを採用。そのため26H1のPCは26H2へ更新できず、将来のWindowsのリリースで更新できるようにするとしています。

 ボーデン氏が情報筋から得た話によると、その更新先が27H2になるとのこと。土台に何を使うかは分かっていませんが、同氏は2027年前半に完成する見込みの「Strontium」になると予想しています。

 加えてウォーレン氏の情報筋によると、2027年の大型更新では品質に大きな重点を置く方針。規模が大きいぶん検証作業も増えるため、Windows Insider向けのテストは、25H2と26H2で使った6月より大幅に早く始まる可能性があるとのことです。

 Microsoftは今年3月、性能や信頼性、作り込みを柱にWindows 11の品質を高める計画を発表。11月3日には、実行メモリ8GBのPCに向けた改善結果も公表しました。

 同社によると、スタートや検索、右クリックなどの反応は1月の更新と比べて最大20%高速化し、作業中のデータを最大2GB多くメモリに残せるようになったとのこと。複数のアプリを使う作業も最大40%速くなったと説明していますが、これは特定の機種と手順で試した社内テストの結果です。

 これらの改善は27H2を待たず、26H2のビルド26300.9818以降や、Edge、Microsoft 365、Teamsの更新で順次利用できます。

 ボーデン氏によると、Microsoftは新機能をOSのバージョン更新に結び付けず、準備ができた機能から配る方針へ移行。現時点で27H2限定と見込まれる新機能はないものの、今後は変わる可能性があるとしています。

 Microsoftは今後数カ月も、メモリ圧縮の改良や検索とウィジェットでのWebエンジンの共有、WinUI 3で作るエクスプローラーやメモ帳の高速化・省メモリ化を進める方針です。

 一方、Windows 12の名前が使われるかは分かっていません。ウォーレン氏は、MicrosoftがWindows 12として出すよりWindows 11を改善する方向に見えるとしつつ、来年Windows 12の名称へ移行するかどうかはまだ答えられないとしています。

 同氏によると、Windows 11の既定壁紙も刷新される予定。現在の「Bloom」に代わる新しい壁紙を今月のイベント「Ignite」で披露し、来年1月上旬に広く配信するとのことです。

 図柄は雲の中で色の帯が折り重なるデザインで、企業向けと一般向けで異なります。一般向けにはゲーム、生産性、クリエイター、パフォーマンスに合わせた違いが用意されるといいます。

 Microsoftは最近の販促素材で新しい壁紙の一部をすでに使っているとのことで、11月3日の同社公式ブログの冒頭画像も、The Vergeが新壁紙の1つとして掲載した画像と同じ図柄になっています。

Microsoftの公式ブログに載ったWindows 11の画面を並べた画像

Microsoftが10月15日のブログに載せたWindows 11の画面

 もっとも、OSの主要部分を入れ替える更新には不安も残ります。前回の24H2では、2024年10月と11月の更新を含むインストールメディアで導入した場合に、以降のセキュリティ更新を受け取れなくなる不具合をMicrosoftが認めていました。

 個人的には、Windows 12という新しい名前より、更新が何事もなく終わるほうがよほどありがたいところ。OSを丸ごと入れ替える更新が本当にトラブルなく静かに終わるのかどうか。壁紙の刷新より先に、まずはそこを見せて欲しいところです。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない
広告
広告