
NTDEVが公開した動画のサムネイル。画像出典:NTDEV
Windows 11を動かすには、最低4GBの実行メモリが必要です。Microsoftが公式仕様で定める最低要件となっています。
その32分の1にあたる128MBの実行メモリで、Windows 11を動作させた開発者が現れました。
NTDEVは11月1日、機能を大幅に削ったバージョン26H2を、仮想マシン上の128MBの実行メモリで動かした様子をXとYouTubeで公開しました。NTDEVは、不要な機能を削った軽量版「tiny11」の開発者です。
NTDEVはXに「世界記録かもしれない」として、タスクマネージャーの画面を投稿。画面では物理メモリの合計が127MB、使用量が122MBと表示され、バージョン情報のウィンドウには「Version 26H2(OS Build 26300.9457)」と記されています。
Here is something cool that came out of this project: a possible world record! For the first time, here we have Windows 11 26H2 on 128MB of RAM! pic.x.com/xZy0544O11
— NTDEV (@NTDEV_) October 31, 2026
同じ日に公開された約1分の動画では、エクスプローラーとスタートメニューを開き、昔ながらの「メモ帳」も起動。NTDEVはXで、複数のアプリを同時に開くこともできたと明かしています。

128MBの環境でエクスプローラーを開いた場面。画像出典:NTDEV
しかし、動かしたのはPC実機ではなく仮想マシン上です。NTDEVは動画の説明で、大幅に機能を削った実験用のビルドであり、標準のWindows 11そのものではないと明記しています。
また、アプリを開く場面は仮想マシンの保存した状態から再開して撮影したもので、電源を切った状態からの起動を見せる動画ではないとも説明。
使い勝手についても「使えるか? あまり使えない。耐えがたいほど遅い。でも動かせた」と綴っています。

昔ながらのメモ帳も起動。画像出典:NTDEV
今回の128MBでの動作は、NTDEVが手がける「pico11」から生まれた成果。NTDEVは10月26日、インストーラーを含むWindows 11のイメージを700MB未満に収め、CDに収まる容量にしたpico11を「概念実証」として披露していました。
さらにNTDEVは2024年12月にも、tiny11などを用いてWindows 11を184MBの実行メモリで動かしたと投稿していました。この時はセーフモードでの動作で、今回は自身の記録から56MB減らした形です。
4GBが最低要件のOSを、その32分の1の実行メモリでねじ伏せて動かす執念には脱帽です。エクスプローラーやスタートメニューだけでなく、昔ながらのメモ帳まで開いて見せるこだわりよう。しかし、仮想マシン上で機能を大幅に削った実験で、本人も「耐えがたいほど遅い」と認めるほど。古いPCを蘇らせる話とは別ですが、実験としては見ていて爽快です。











