Googleは3月26日(現地時間)、Arm版「Windows」向けの「Google Chrome」を今週中に公開すると発表しました。
これまでGoogle ChromeでArm系チップに対応していたのは、Apple Silicon搭載Mac向けのバージョンのみ。Arm版のWindowsではx64やx86といった旧来のCPU向けに作られたバージョンをエミュレーターで動作させており、その分、動作速度が遅くなってしまうという課題がありました。
新しいArm版Windows向けのGoogle Chromeでは、こうした課題を解決。より高速でスムーズなブラウジングを実現するとしています。
3月28日現在、Arm版Windowsで動作するPCは開発者向けの物が中心ですが、2024年中にはQualcommのArm系チップ「Snapdragon X Elite」を搭載したマシンが一般向けとして登場予定。
Googleはベンチマークテストの結果から、同チップによりArm版Google Chromeのパフォーマンスが大幅に向上すると予想しており、「Microsoft Edge」とのシェア争いが益々ヒートアップしそうです。