
16GBじゃもう足りない、らしい。
Windows 11ゲーミングPCの「安心ライン」が、32GBへ近づいています。Microsoft公式サイトのWindows Learning Center記事で、ゲーミング用途の推奨メモリ容量として32GBを「no worries(心配のいらない)」アップグレードと位置づけたと、Windows Latestが2026年5月1日に伝えています。
それによると、MicrosoftはゲーミングPCのメモリについて、16GBを実用的な出発点、32GBを「Discord、ブラウザ、配信ツールをゲームと並行して動かす人向け」の余裕ある構成として説明しています。(Moving to 32GB RAM helps if you run Discord, browsers, or streaming tools alongside your games)
ここで誤読されがちなポイントを念押ししておきます。これはWindows 11全体の最小要件が引き上げられたという話ではありません。Windows 11の最小システム要件はRAM 4GBのままです。(流石に現代に4GBはキツイぞ、というのはそれはそれでさておき)
つまり、あくまでゲーミング用途における「快適に遊ぶための目安」の話で、16GBも実用的なベースラインとして残されています。
なぜゲーム本体だけでなく周辺ツールが理由になるのか。鍵を握る要素のひとつがEdge WebView2の存在です。簡単に言うと、TeamsやWidgets、Office、Outlookなど、Microsoft製アプリの一部はWebView2を使ってWebコンテンツをWindowsアプリ内に組み込んでいます。WebView2はMicrosoft Edgeのレンダリングエンジンを使う仕組みで、アプリごとに複数のプロセスが立ち上がることもあります。もちろん、メモリ消費はWebView2そのものより各アプリの使い方や最適化に左右されますが、ゲーム中にこうしたアプリやブラウザを並行して使えば、メモリの余裕は削られていきます。そこにDiscord、ゲームランチャー、配信ソフトが重なれば、16GB環境は案外ギリギリになり得るわけです。Discordについても、通常は1GB前後とされる一方、条件次第では4GB付近まで増えるケースも。
タイミングが厳しいのは、ここに価格が乗ってくるところ。2025年後半から2026年にかけてDDR5メモリの相場は大きく上昇しているので、「安心ラインは32GB!」と言われると、少しだけ引っかかる部分もありますよね……。
筆者もPCゲーマーなのでよくわかります。なんか重いなと思ったらChrome(特にXのタイムラインを表示したタブ)を閉じたり、一旦Discordを落としたり、という時もたまにありますよね。ゲーマーは引き続き多めに積むのが良さそうです。








































