UMPC「OneGx1」のコントローラー(試作機)を、One-Netbook社製品日本正規代理店のテックワンより貸していただいたのでレビューします。
コントローラーはなんとなくNintendo SwitchのJoy-Con風。
一見、結構重そうな見た目もしていますが、重量を比較計測すると、実はSwitchのJoy-Conとあまり変わりません。
まるでJoy-Conのように、それぞれのコントローラーを二人で持って、二人用のゲームを楽しむといった器用さも併せ持ちます。
Back, Start, Home, Powerボタンが配置。Powerボタン長押しで電源オフ/ペアリングが可能。
装着は、はめ込んで少しスライドすると固定されます。電気的接点はなく、接続はBluetooth方式。
コントローラーへの充電はUSB Type-C端子。
ゲームパッドでプレイできて操作の多いタイトルも、R/ZR/L/ZLボタンによって対応できます。
接続はBluetoothで、一度ペアリングしておけば、次回からはそれぞれ電源オンにすれば基本的には接続されます。
ジョイスティックの感触は普通。GPD WIN Max(展示試作機)や高めのプロコンの方がややスムーズな柔らかい感触を受けます。スティック押し込み動作時やスティックを倒した時のカチッと響く音も若干安っぽい感じを受けます。ただ試作品とは異なり、実製品では様々なゲームパッドやGPD製品にも採用例のあるアルプス電気製を採用予定であるため、製品版でのブラッシュアップに期待したいところ。
本体とコントローラーをあわせて実測760g弱なので、GPD WIN Maxよりも軽量。ただNintendo Switchは実測400gなので、それと比べると重いですね。もしNintendo Switchで760gあったら困るでしょう。たとえばゼルダの伝説ブレスオブワイルドの弓矢やSplatoon2といったA級タイトルでは、ジャイロセンサーや加速度センサーを用いたAim操作が必要だからです。こちらはあくまでPCゲームなので、特にそういったセンサーを使うゲームはないため、持って楽な状態、見やすいベストな状態でホールドしておけばいいです。
ゲームパッドと相性がいいゲームも複数あります。PS4や携帯型PS向けにリリースされてきたタイトルのPC移植作。ダンガンロンパも動作します。これらはパッドの方がやりやすいですね。
GeForce Nowもゲームパッドに対応するため、タイトルによっては一部やりにくいところはあるものの、動作します。Apex LegendsもGeForce Nowにてプレイできます。
OneGx1コントローラー装着時。どうせ本体買うなら一緒に買った方がよさそうね pic.twitter.com/Mhysft32xx
— 📱すまほん!!5G📶 (@sm_hn) July 12, 2020
Civilizationなど、全体マップをスクロールして各地系をタップする戦略SLG、マウス前提のPCゲームは不向き。
弱点はやはり充電/接続の煩わしさ。特に充電する機械が3つになってしまうのが残念。今後は装着しておけば充電も終わるような、よりSwitch的なギミックに進化してくれると嬉しいですね。
OneGx1は、Amazonにて8月中旬以降発売予定となっています。自分のプレイするゲームタイトルはゲームパッドが不要であるとはっきりわかっている場合にはいいですが、そうでない場合は、せっかくなら一緒に買っておくのがよさそうです。
- メモリ8GB/ストレージ256GB:8万9800円
- メモリ8GB/ストレージ512GB:10万8800円
- メモリ8GB/ストレージ256GB/LTE:9万9800円
- メモリ16GB/ストレージ512GB/LTE:11万6800円
- OneGx1 専用コントローラー:4800円