Dynabook株式会社は、dynabook Vシリーズの最新モデルであるV8とV6を5月16日より発売しました。
dynabookにはXシリーズやRシリーズなど多様なモデルがありますが、Vシリーズは利用シーンに合わせて5つの形態に変形できるのが特徴です。CPUには最上位モデルを搭載し、クリエイター向けのフラッグシップモデルという位置づけです。
V8/V6モデルともにタッチパネルディスプレイを搭載し、ペン入力に対応しています。標準でWacom製の静電ペンが付属しており、それを用いて目を引く資料作成が可能といいます。
付属のWacom製静電ペンは、同社のBamboo Stylus feelシリーズに相当し、ペン先が細いため、小さな文字や細い線も正確に書けるとのことです。
ディスプレイはシャープ製のIGZO液晶を搭載。高輝度・高色純度・広視野角に加え、省電力を実現しているといいます。
また、ディスプレイ上部のインカメラに加え、キーボード上部にもカメラを備えています。

キーボード上部に備えるカメラ。
キーボードを折りたたんでタブレットのように使用することで、大画面を見ながら写真撮影も可能です。
ただし、昨今のフラッグシップスマートフォンのような大型センサーを搭載しているわけではないため、ビジネスや日常のメモ記録といった用途に適しているでしょう。
Note PCスタイルや、Tabletスタイルなど、頻繁な変形を想定し、特に負荷のかかりやすいヒンジ部分には高い堅牢性を持たせて設計されています。アメリカ国防総省が制定するMIL規格(MIL-STD-810H相当)に準拠した9項目の耐久テスト(落下、粉塵、高度、高温、低温、温度変化、振動、衝撃、太陽光照射)をクリアしているとのことです。
バッテリー駆動時間は、動画再生時で約10時間を確保。さらに、急速充電にも対応しており、30分の充電で約40%まで充電可能といいます。
市場想定価格は、V8が約27万円、V6が約24万円です。クラムシェル型でタッチパネル付きのPCとしては、HP x360シリーズやLenovo YOGAシリーズなどが挙げられますが、これらの機種は約1.3kg以上とやや重量があります。一方、dynabook V8/V6は約1kgを下回っており、気軽に持ち運べる点が大きなメリットと言えそうです。
V8 | V6 | |
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CPU | インテル® Core™ Ultra 7 155U Pコア: 最大周波数4.80GHz Eコア: 最大3.80GHz 12コア/14スレッド |
インテル® Core™ Ultra 5 125U Pコア: 最大周波数4.30GHz Eコア: 最大3.60GHz 12コア/14スレッド |
SSD | 512GB PCIe 4.0対応 | 256GB PCIe対応 |
OS | Windows 11 Home 64ビット | |
ディスプレイ | タッチパネル付き(静電容量式、マルチタッチ対応) 13.3型 FHD IGZO・ノングレア | |
メモリ | 16GB(交換・増設不可、LPDDR5X-6400対応 SDRAM デュアルチャネル対応) | |
インターフェース | マイク入力/ヘッドホン出力端子×1、Thunderbolt™ 4(USB4™ Type-C)コネクタ(電源コネクタ)×2(PD対応)、USB 3.2(Gen1)Type-Aコネクタ×1(USBパワーオフアンドチャージ機能付き)、HDMI®出力端子×1、SDカードスロット×1 | |
カメラ | 前面:有効画素数 約200万画素(Webカメラシャッター付き) 背面:有効画素数 約800万画素 |
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重量 | 約979g | |
カメラ | 約10時間(動画再生時)、約27時間(アイドル時) | |
カラー | ダークブルー | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(IEEE802.11ax)(2.4Gbps)+IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠 (WPA™/WPA2™/WPA3™対応、AES対応、TKIP対応) |
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生体認証 | 顔認証 | |
付属品 | アクティブ静電ペン、ACアダプター、電源コード、取扱説明書、保証書 他 | |
Office | Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024(デスクトップ版) | |
市場想定価格 | 約27万円 | 約24万円 |