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オープンLinuxサイバーデッキ「Flipper One」公開。開発者に協力呼びかけ

 Flipperから本気のLinuxマシン爆誕。

 Flipper Zeroで知られるFlipper Devicesが、新型のオープンLinuxサイバーデッキ「Flipper One」を公開し、開発者コミュニティに協力を呼びかけています。同社公式ブログとCNX Softwareなどが伝えています。Flipper Zeroの後継機ではなく別カテゴリの製品で、Wi-Fi/Ethernet/5GといったIP接続を扱うネットワークマルチツール兼Linuxコンピューターという位置づけです。

 ハードウェアはRockchip RK3576(4基のArm Cortex-A72と4基のCortex-A53)と8GB LPDDR5メモリを中核に据え、低電力制御用としてRaspberry Pi RP2350Bマイコンを併載しています。

 さらに、ギガビットEthernet 2基、Wi-Fi 6E(MediaTek MT7921AUN搭載モジュール、2.4/5/6GHz。現時点では検証中)、USB-C経由のUSB Ethernet(最大5Gbps)、5G/LTEモデムや衛星NTNモデムなどを想定したM.2 Key-Bスロット、HDMI 2.1(4K@120Hz)、GPIOピンヘッダまで詰め込んでいます。

 NFCやSub-GHzなどを扱うZeroが同社の説明でいう「Layer 0」担当だったのに対し、こちらは「Layer 1」、つまりIP接続や高性能計算を扱う領域の製品です。

 ソフト面ではCollabora(Linux周辺の開発を手掛ける英企業)と組み、mainline Linuxカーネル対応を進め、バイナリブロブやベンダーロックBSPへの依存を減らす方針です。Debianベースのシステム上にプロファイル機能を載せる「Flipper OS」と、小型画面向けUIフレームワーク「FlipCTL」を開発中で、ping/nmap/tracerouteなどの既存CLIをメニュー操作に包む構想です。なお、内蔵NPUによるローカルLLM実行も目標としては掲げています。

 公式には販売・予約はまだ始まっておらず、現時点では開発者ポータルの公開とコミュニティ参加の呼びかけが中心です。今後クラウドファンディングも実施する見通し。完全オープンを目指すポケットサイズのLinuxマシンが本当に手元に届く日は、まだ少し先になりそうです。

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