ついにきたローラブル!
Lenovoは6月19日、世界初となる縦方向に拡張可能なディスプレイを搭載したノートパソコン「ThinkBook Plus Gen 6 Rollable」の販売を開始すると海外で発表しました。価格は3499ドルからとなっています。
通常時は14インチのOLEDディスプレイとして動作しますが、ハンドジェスチャーやボタンを押すことで画面が縦方向に16.7インチまで拡張するとのこと。画面サイズが約50%拡大することで、従来のノートパソコンでは実現できなかった新しい作業体験を提供するそうです。
Intelと2年間共同開発。最大の技術的課題は、わずか19.9ミリの薄型筐体内に画面を巻き取る2つの小型モーターを組み込むことだったとのこと。回路基板の小型化やバッテリーの高密度化など、内部構造の全面的な再設計によって実現したそうです。
画面の拡張機能により、Excelでは通常39行の表示が66行まで増加し、プログラマーにとってはより多くのコード行を同時に確認できるようになります。また、InstagramやTikTokなどの縦長アプリの閲覧体験も向上するということです。
耐久性検証ではヒンジの開閉3万回、画面の巻き取り動作2万回のテストをクリア。バッテリー容量は66Whrとなっていますが、画面を完全に展開した状態では駆動時間が短縮される見込みです。
搭載されるプロセッサーはIntel Core Ultra 7で、最大32GBの実行メモリと1TBのSSD。接続端子にはThunderbolt 4ポートを2つ搭載し、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4にも対応するとのことです。
AI機能面では、Microsoft Copilot+に加えて、Lenovoが開発した「AI Now」アシスタントを内蔵します。
モバイルモニターを持ち歩かなくてよくなりますし、面白いですね。日本でも投入してもらいたいものです。