
さらばダイヤテック、台湾へ。
突然の閉業発表に、メカニカルキーボード界隈が騒然としています。FILCOブランドで知られるダイヤテックが2026年4月22日付で事業を終了しました。
「Majestouch」シリーズの老舗が、1982年の設立から43年10カ月あまりで幕を下ろす展開に衝撃が走っています。
ダイヤテックは東京都渋谷区恵比寿で半導体販売商社として設立されました。その後PC周辺機器メーカーへと業態転換し、自社ブランドのFILCOで地歩を固めます。なかでも2004年、メンブレンキーボード全盛の国内市場に独CHERRY MX軸搭載のMajestouchを投入したのは衝撃で、当時「日本のメーカーがCHERRY軸を使う」こと自体が異例だったといいます。それからおよそ20年、ケースデザインを大きく変えず中身を磨き続ける独自路線で、定番の座を守り続けてきました。
ダイヤテック自身は閉業の理由を明らかにしていません。公式サイトには「2026年4月22日をもちまして、弊社は事業を終了(閉業)いたしました」との告知が出ているのみです。
通販業務やユーザーサポート業務で取得・保有していた個人情報については、電子データを復元不可能な措置で完全消去し、紙媒体を細断処理により判読不能な方法で廃棄したと報告しています。突然すぎませんかね……。
一方で台湾の4Gamersは4月27日、FILCO製品の製造を担ってきた臺灣共榮(非爾特有限公司/FILCO Co., Ltd.)がFILCOブランドを引き継ぐと伝えました。非爾特側で販売と修理を継続する方針で、既存ユーザーのキーボードを守ることに。
ただし、日本国内での販売・修理体制が今後どう整備されるかは、現時点で不透明です。既存のMajestouchシリーズや、レバーレスアケコン(ボタン操作のアーケードコントローラー)のGRANPROブランドまで、ラインナップ全体がそのまま継承されるのかは続報待ちといえます。


























