Lenovoは、ゲーミングタブレットの新モデル「Lenovo Legion Y700 Gen 4」を中国国内で発表しました。先代のLegion Y700(2025)から順当な進化を遂げ、ゲーミング端末としてのいろんな配慮はもちろん、なんと「あの機能」が復活しています。
ディスプレイサイズは8.8インチ、重量は約340g。一般的な10インチタブレットでは長時間のゲームプレイで腕が疲れやすい一方、スマートフォンでは画面の小ささがネックになることがあります。本機は、この中間ともいえる8.8インチ、約340gというサイズ感により、持ちやすさと視認性のバランスに優れ、腕への負担を軽減しつつ快適なゲーム体験を提供することが可能になると考えられます。
充電ポートは、タブレットを横向きに持ってプレイする際に手が干渉しにくいよう、本体側面の中央部分に配置されています。
冷却システムも強化されており、大型のベイパーチャンバーを搭載。これにより、余分な電力消費を約10%削減するとしています。
さらに、発熱しやすいSoCを端末の中央に配置することで、タブレットを持つ手が熱くなりにくいよう工夫されています。このような細やかな配慮も、ユーザー体験の向上に貢献しています。
これらの優れた放熱設計により、負荷の高い3Dゲームを120分間プレイし続けても、手持ち部分の温度を40.5℃以下に抑え、平均60fpsの安定したフレームレートを維持できるとのことです。
そして特筆すべき「あの機能」……前モデルでは非搭載だったmicroSDカードスロットの復活です。最大2TBまでのカードに対応しています。ストレージ容量に関して困ることはほとんどないでしょう。読み書き速度の低いmicroSDカードスロットが直接ゲーミング用途に効いてくることはないですが、たとえば、ロスレス音源や動画ファイルをローカルに保存する際、microSD側に置くことで、本体ストレージを節約でき、その分余裕をもってゲームのインストールに回すことができますので、間接的な恩恵はありそうです。
価格は3799人民元(約7万6000円)となっており、非常にコストパフォーマンスの高い端末と言えます。先代モデルは日本国内でも「Lenovo Legion Tab (8.8″, Gen 3)」などとして発売された実績があるため、本モデルの日本市場への投入も期待されます。今後の続報に注目しましょう。
Lenovo Legion Y700 Gen 4 | |
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OS | Android 15 |
SoC | Snapdragon 8 Elite |
メモリ | RAM: 16GB LPDDR5x Ultra, ROM: 512GB microSDカード(最大2TB) |
寸法 | 厚さ 6.9mm |
ディスプレイ | 8.8インチ、3040×1904、600nits |
リフレッシュレート | 165Hz |
カメラ | フロントカメラ: 800万画素 リアカメラ: 単眼 5000万画素 |
重量 | 約340g |
カラー | ブラック |
スピーカー | 最大出力1.5Wスピーカー×2、Dolby Atmos対応 |
バッテリー | 7600mAh、68W急速充電 |