
Microsoftは2026年2月26日、AIアシスタント「Copilot」の新機能「Copilot Tasks」のリサーチプレビューを小規模に開始しました。ユーザーが自然言語でやりたいことを伝えると、Copilotがクラウド側の「自分のコンピューターとブラウザ」を使ってバックグラウンドで作業し、完了後に結果をまとめて返す仕組みだといいます。The Vergeが伝えています。
Microsoftはこの機能を「チャットからアクションへ」の流れを象徴するものとして位置づけています。会話で終わらず、一定の作業を裏で進めるエージェント的な動きを狙っているようです。「毎週金曜に近所の賃貸物件の新着を追って内見を予約する」「誕生日パーティーの会場探しから招待、RSVP回収まで進める」といった使い方を公式ブログで挙げています。
実行処理は手元の端末ではなくクラウド側の環境で走り、端末の負担を抑えるとのこと。タスクは「1回限り」「スケジュール指定」「定期実行」の3モードに対応しており、「月曜朝に会議や移動予定などをまとめたブリーフィングを作る」といった定期タスクも想定しているそうです。
夜に急ぎのメールを拾って返信の下書きを用意する、プロモーションメールの配信停止を進める、メールや添付ファイル・画像からスライド資料を作る、といった作業に対応するとしています。求人情報を集めて履歴書やカバーレターを調整する、ホテル料金を監視して値下がりしたら取り直す、といった用途も挙げており、複雑な設定やMCPの手動構成なしで使える点をアピールしています。
支払いなどの出費やメッセージ送信といった「意味のある操作」の前には、ユーザーへ同意を求める仕組みを採っているとのこと。途中でレビューしたり、一時停止やキャンセルをしたりもできるそうです。
一方、画面操作を伴うタイプの自動化は、UIが変わると想定外の挙動になり得るのが悩ましいところです。Microsoftも別途、Copilot Studioの「コンピュータ使用エージェント」で変化するUIに合わせたモデル選択や監視機能などを強化したとしています。
Copilot Studioでは、UIオートメーション向けの「コンピュータ使用エージェント」も強化しました。基盤モデルとしてAnthropicのClaude Sonnet 4.5とOpenAIのComputer-Using Agentを選べるようにしたほか、認証情報を組み込みで扱ったりAzure Key Vaultに保存したりできるようにしたといいます。セッション再生(スクリーンショット)やステップごとのアクションログ、Microsoft Purviewへの監査ログ送信、Windows 365 for Agentsで動くCloud PCプールといった運用向け機能も加わっています。
Copilot Tasksのリサーチプレビューは公開ウェイトリストで受け付けており、今後数週間で対象を広げる予定だとのこと。一般提供の時期や価格は明らかにしていません。生成AIが「質問に答える」段階から「作業を進める」段階へ踏み込む動きとして、OpenAIのOperatorなどとの競争も一段と激しくなりそうです。




















