SIMフリースマホで通話とLTE接続のできる、3つの方法。

掲載日時: 2013/12/07(土) 22:30

 最近、話題なのがSIMフリーモデルです。Nexus 5やSIMフリー版iPhone 5s / 5cなどがこれに該当します。

 キャリアを通さず販売されているので、SIMカードや通信環境は全て自前で用意することができます。

 Wi-Fiルーターで活用することも可能ですが、やはりSIMカードを挿したいもの。通話及びLTEデータ通信をフル活用できる方法は、以下の3種類がおすすめです。

1, NTT docomo Xi契約のSIMカード  

 NTTドコモの通信規格と周波数に対応したSIMフリースマートフォンであれば、docomo LTE Xi契約のSIMカードが利用可能です。

 たとえば、NTT docomoから販売されている、LTE対応のAndroid端末を通信契約中であれば、そのSIMカードを、そのままSIMフリーのスマートフォンで利用できます。ISP契約は、spモードは接続機器を判定しており、利用できないため、moperaの契約を付けておくことが必須となります。(例外として、ドコモ版iPhone 5s / 5c購入とともにspモードで契約したSIMは、SIMフリー版iPhoneの場合は利用可能)

 いずれの方法もそうですが、SIMカードを単に挿すだけでなく、通信事業者およびAPNの設定が必要です。設定→無線とネットワーク→その他→モバイルネットワークから、通信事業者およびアクセスポイント名の選択が必要です。

 APNはmopera.netとなります。Nexus 5では、NTT docomoのmopera.netや、次の項目で説明するMVNOのAPNもあらかじめプリセットされています。

2, MVNOのSIMカード

(写真のSIMはLTE非対応)

 最も推奨されるのが、NTTドコモの回線を間借りした、MVNO(仮想移動体通信事業者)と契約したSIMカードを利用する方法です。NTTドコモの回線を利用している上、MVNOもSIMフリー機での利用を奨励しているため、この方法は最も確実です。

  SIMカードを販売するMVNOとしては、 b-mobile(日本通信)、BIGLOBE(NECビッグローブ)、OCN(NTTコミュニケーションズ)、IIJmio(IIJ)などが存在します。通信関連の初期設定で困った場合も、MVNOのサポートが堂々と利用できますから、初心者にはこの方法がおすすめです。なお、IIJmioは「LTE接続にSMS付きのプランが必要」とアナウンスしており、自分が購入するSIMと機種でLTE接続ができるかを事前に確認しておくことをおすすめします。


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3, SoftBankのiPhone 5 / 5s / 5c契約のSIMカード

 一方、少しイレギュラーですが、SoftBankのiPhone 5 / 5s / 5cのSIMカードを利用する方法もあります。いつもお世話になっている「小龍茶館」さんの記事を参考に入力していますが、Nexus 5でも問題なく通話とLTE接続できています。

SIMフリーには、自由もリスクもある

 通話と3G/LTE接続ができる主なSIMカードとして、以上3つを紹介させていただきました。いずれも、あくまで自己責任という形にはなりますが、その分、好きな通信契約の選択ができますし、(特にNexusシリーズはOSバージョンアップが早いなど)SIMフリー機ならではの自由が味わえます。

 なお、SIMカードのサイズは機種によって異なる点にも注意が必要です。(iPhone 5 / 5s / 5cはnanoSIM、Nexus 5 / 7はmicroSIM)なので、サイズ変更にはSIMカッターSIMアダプターが必要になります。


MicroSIMカッター&マイクロSIMアダプタ1枚セット

 ちょっと敷居は高いですが、色々なキャリアのSIMカードを自由に挿すことができるSIMフリー機は、非常に面白いです。キャリアのサービスやサポートなんかいらないという方や、普通のスマートフォンに飽きてしまった方は、挑戦してみると楽しいかもしれませんよ。

Nexus 5まとめ

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