
へたった電池を「元と同じ容量」ではなく「元より大きい容量」に積み替える。Xiaomiが中国で、そんな電池アップグレードサービスを展開しているようです。IT之家が伝えています。
これまでの電池交換といえば、劣化したバッテリーを工場出荷時と同じ容量の新品に戻すのが一般的でした。しかし今回Xiaomiが中国で展開しているのは、そこから一歩進んで、より大容量の公式純正バッテリーに換装するサービスです。容量の上では、購入時の標準バッテリーを上回るかたちになります。
先に対象となったのはXiaomi 13 Ultraで、5000mAhから5500mAhへと引き上げられました。その後、Xiaomi 13シリーズ全体へ対象が広がっています。標準モデルのXiaomi 13は4500mAhから4850mAhへ、Xiaomi 13 Proは4820mAhから5361mAhへ拡大します。Proの541mAh増は、日常使用でも効いてきそうです。
通常価格は、電池アップグレード費149元(約3500円)に作業費40元(約940円)を加えた合計189元(約4400円)です。なお中国では、2026年6月1日から6月7日24時までの「スーパーサービスウィーク」において、Xiaomi 13、Xiaomi 13 Pro、Xiaomi 13 Ultraの電池アップグレードが151.20元(約3600円)の活動価格として案内されています。
ただし、注意点もあります。新しい電池は容量が大きくなるため、同じ充電出力なら満充電までの時間はやや延びます。
また、完全に放電した状態からだと、充電マークが表示されるまで15分から30分かかることもあるとされています。このほか、交換前に特定のシステムバージョンへの更新が必要になる場合があるほか、交換後はシステムの再調整により一時的に発熱する可能性もあります。Xiaomiは、交換後24時間以内は充電しながらの使用をできるだけ控えるよう案内しています。
背景にあるのは、高シリコン負極などに代表されるスマートフォン向けバッテリーの高密度化です。Xiaomi 13では、もともと高シリコン負極電池とMCP電池封装技術により、同じ体積でも容量を増やす設計が説明されていました。つまり、こうした高密度化が進むことで、同じ筐体サイズのまま、以前より大きい容量の電池を載せやすくなっているわけです。
現時点で確認できる大容量アップグレードの対象は、中国向けのXiaomi 13、Xiaomi 13 Pro、Xiaomi 13 Ultraです。日本やグローバル市場への展開は明らかになっていません。とはいえ、買い替えではなく延命という選択肢を公式が用意してきた点は大きいといえます。手元の端末をもう少し長く使いたい人にとっては、日本での展開にも期待したくなるサービスです。











