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熊本地震、携帯4社が被災者支援。ドコモ・KDDIはデータ無制限も

熊本地震、携帯4社が被災者支援。ドコモ・KDDIはデータ無制限も

 7月28日に発生した令和8年熊本地震を受け、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯4社は、被災者向けの支援措置を順次開始しました。災害救助法は熊本県内の10市10町1村(熊本市、八代市、宇城市、益城町など計21市町村)に適用されており、今後適用地域が追加された場合、各社は支援対象を拡大するとしています。

JAPANローミングと00000JAPAN

 通信障害が発生している各社の一部エリアでは、非常時の事業者間ローミング「JAPANローミング」が順次提供されています。

 今回は「フルローミング方式」が提供されており、対象となる障害エリアで他社の電波を利用できる場合、緊急通報を含む音声通話、SMS、送受信最大300kbpsのデータ通信を利用できます。接続時は「JPN-ROAM」などと表示されます。ただし、0120・0800・0570などのサービスダイヤルや、#7119・#9110などの短縮ダイヤルは利用できません。

 Android端末など一部機種では、データローミング設定をオンにする必要があります。また、ネットワークを手動で選択した場合は、JAPANローミングの終了後に自動選択へ戻す必要があります。

 災害時の無料公衆無線LAN「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」は、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯4社が熊本県内の対象Wi-Fiスポットで順次開放しています。ID・パスワードは不要ですが、通信の暗号化などのセキュリティ対策は講じられていないため、個人情報やクレジットカード情報などの入力は避ける必要があります。

NTTドコモ:データ無制限、付属品の無償提供や修理減免

 ドコモは7月28日から8月28日まで、対象地域に契約者住所または請求書送付先住所があり、災害で携帯電話などを破損・故障したユーザー向けに支援を実施。ahamoユーザーも対象です。

 付属品を破損・紛失した場合、電池パック・ACアダプタ・DCアダプタ・ポケットチャージャーなどを対象地域のドコモショップで無償提供。このほか端末購入時の特別割引、契約事務手数料・機種変更手数料・UIM再発行手数料の無料化、故障修理代金の一部減額、ケータイデータ復旧サービスの無料化、代替機賠償金・貸出料の無料化を行います。通常は天災が補償対象外の「ケータイ補償サービス」「smartあんしん補償」も、今回の災害を理由とした補償申込みを特例で受け付けます。

 料金面では、窓口払いの2026年7月請求(6月利用)分の支払期限を延長。ドコモ光・ドコモでんき・ドコモ ガスでも利用不可期間の基本料金無料化や支払期限延長を実施し、災害でdポイントが失効した場合の返還にも応じます。

 このほかドコモは、7月28日から8月31日まで「災害時データ無制限モード」を適用します。対象となる容量上限付きプランでは、上限到達後も速度制限を受けず、すでに速度制限中の場合も7月30日以降に順次解除します。適用前に購入した追加データ量も無償化します。

 対象者には自動適用されます。対象地域に契約者住所または請求書送付先住所があるユーザーに加え、発災時の7月28日16時27分時点で、対象地域にある基地局のエリア内にいたことが確認されたユーザーも対象です。

KDDI:auの速度制限解除、UQ・povoへデータ提供

 KDDI・沖縄セルラーは、au、UQ mobile、povoなどの携帯電話サービスについて、窓口払いユーザーの支払期限を翌月末日まで延長します。また、災害で携帯電話を破損・故障・紛失し、auまたはUQ mobileの取扱店で機種変更や端末増設を行う場合、申告により機種変更手数料、端末増設手数料、au ICカード再発行手数料を減免します。申告期間は災害救助法の適用開始日から翌月同日までです。

 7月30日から8月31日まではデータ通信支援も実施します。auの対象プランでは容量超過後の速度制限を解除し、UQ mobileとpovo1.0の対象ユーザーには100GBを提供します。povo2.0では、7日間データ使い放題となるプロモコードを5回分発行します。UQ mobileの100GBはユーザーによる受け取り操作が必要です。

 避難などにより「auでんき」などの電気サービスが全く利用できなかった場合は、該当期間の基本料金なども減免します。災害対策本部や公的機関などから要請があった場合には、携帯電話や充電器などの貸し出しも実施します。

ソフトバンク:データ追加購入無料、データ復旧無料など

 ソフトバンクは7月29日、契約者住所または請求書送付先住所が災害救助法適用地域内にあるユーザーを対象に、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOのスマートフォンなどにおけるデータの追加購入料金を無償化すると発表しました。

 このほか、故障した端末の修理・交換費用の減免、データ復旧サービスの無償化、代替機破損時などの賠償金および延滞金の無償化、配送交換サービスにおける故障機返却期限の延長、一部手数料の無償化を実施。通信料金の支払期限は延長され、失効したソフトバンクポイントの返還も行われます。

 SoftBank 光などのインターネット・固定電話では月額基本料金の減免や故障に伴う機器交換の無償化、移転工事費の無償化を、でんき・ガスでも料金の減免や支払期限延長を用意。災害復興を行う市区町村の災害対策本部などの公的機関やNPO法人などの団体からの要請に基づき、携帯電話や充電器などの無償貸し出しも行います。

楽天モバイル:物理SIM再発行無料

 楽天モバイルは、7月29日から8月31日までSIMカード再発行手数料を無料化します。楽天回線のeSIM再発行は従来から無料のため、同回線では物理SIMカードが対象です。また、2026年8月請求(7月利用)分の支払期限を9月30日まで延長します。いずれも8月31日までにユーザーからの申し出が必要です。

 なお4社とも受付手続きの緩和を実施していますが、対象店舗、対象手続き、本人確認書類の扱い、後日確認の要否は各社で異なります。本人確認書類が不足していても受け付けられる場合がある一方、新規契約など一部の手続きでは本人確認書類が必要です。適用地域の詳細は内閣府Webサイトで確認できます。

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