HTC VIVE EMEA(欧州中近東アフリカ)ゼネラルマネージャーのGraham Wheeler氏は、2021年業界予測レポートを提供、その中で「処理系を搭載せずにスマホと有線接続する軽量VR/ARデバイスの台頭」を予測したと、提供された海外メディアUploadVRが報じました。
スマートフォンでVRをする試みとしては、スマホのディスプレイやセンサーをそのまま活用してヘッドセットに組み込む「Gear VR」などがありましたが、スマホをそのまま差し込むため重たく、最適とは言い難いものがありました。
スマホと有線接続する方式であれば、処理系や電池はスマホ側に搭載、単にヘッドセットに処理と電力を供給すればいいだけなので、ヘッドセット自体は非常に軽量で済むという発想です。既に世に出ているものだと、nrealのグラスが該当するといいます。
オールインツーデバイスは、HTCが以前から検討してきた技術であり、Qualcomm Snapdragonベース端末に提供するVIVE Waveプラットフォームを例に挙げました。通信関連もスマホ側が担うことができますので、5GスマホがよりXR体験を推進できるといいます。
PanasonicもCES2020/CES2021で軽量なVR眼鏡をお披露目しています。