XREALは2025年7月2日に開催した製品発表会で、GoogleおよびQualcommと共同で開発する次世代ARグラス「Project Aura」について、Android XRエコシステムに公式対応する初のデバイスとして、2026年の日本登場を予定していると明かしました。
発表会に登壇したXREALのCEO、徐馳氏は、「Project Aura」がAR業界の大きな一歩となる製品だと語りました。Google、Qualcommとの強力なパートナーシップのもとで開発が進められているとのこと。
「Project Aura」は、ヘッドセット本体の軽量化を追求する「スプリットコンピューティング」方式を採用。 70度以上の広視野角と自社開発チップ「X1S」を搭載します。コンピューティングユニット側にはQualcommのSnapdragonを搭載。高度な処理や電源は外部のユニットが担い、ヘッドセットは可能な限り軽く快適な装着感を目指す設計です。
これはヘッドセット側を可能な限り軽量化し、複雑な処理や電力供給は外部のコンピューティングユニットに任せるという考え方です。Apple Vision Proが「M2チップ」と「R1チップ」を組み合わせているのに近く、ヘッドセット側のチップX1Sが低遅延が求められる処理を担うことで、3ミリ秒という驚異的な低遅延を実現するのが強みだとしています。
また、GoogleのAI「Gemini」を深く統合し、これまでにない新しいユーザーインターフェースとインタラクションを実現するといいます。
「Project Aura」の発売は2026年を予定しており、日本は初期発売国になるそうです。楽しみにしておきたいところです。