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XREAL One Pro、満を持して日本登場!新光学系搭載で「最広視野角」のクリアな視界に

 XREALは7月2日、新型ARグラス「XREAL One Pro」を発表しました。価格は8万4980円(税込)で予約受付を開始中。発売日は7月24日。予約期間中に購入した利用者には、特典として「XREAL Hub」を無料進呈。

 「XREAL One Pro」の最大の特長は、独自開発した新しい光学モジュール「X-Prism」を搭載したことにより、現行モデル「XREAL One」の50度から57度へと大幅に向上した視野角。

 この広さはぶっちぎりトップ。利用者はより没入感のある映像体験が可能になるとしています。

 「X Prism」は、従来のBirdbath(バードバス)方式と比較して、モジュール自体の厚みを抑え、小型化を実現。従来のBirdbath方式は構造上、下方からの光がレンズに反射して映り込むことがありましたが、下や横からの光の映り込みである反射・迷光を大幅削減し、よりクリアな視界を実現します。

左:XREAL One Pro, 右:XREAL Air 2 Ultra

 ディスプレイ性能も向上。輝度は屋外での利用を想定して従来モデルより100ニト明るい最大700nitに対応。リフレッシュレートは最大120Hz。音響面では、引き続きBOSE社との協業によるチューニング。無印よりもProの方がわずかに音質も向上しているそうです。ソニー製のパネルを採用しており、解像度は据え置き。

 自社開発のプロセッサX1チップ搭載やXREAL Eye装着可・空間アンカー機能は無印と同一。ソフトウェアアップデートにより、レンズの明るさを調整できるエレクトロクロミック(自動調光)機能も。

 「XREAL One Pro」は、より多くの利用者の瞳孔間距離(IPD)に対応するため、Mサイズ(IPD 57~66mm)とLサイズ(IPD 66~75mm)の2つのサイズで展開します。これにより、利用者の95%をカバーできるとしています。

 XREAL One Proの日本登場に半年のタイムラグがあったのは、トランプ関税やサプライチェーン全体の問題も影響したものの、主要因は光学系の製造上の問題。高品質と安定性を維持したまま量産することが非常に難しく、当初の想定よりも時間がかかってしまったそうです。

 「XREAL One(無印)」は販売を終了せず、両モデルを併売。Proは密度よりも視野角等を重視するモデルとの位置付け。

 マイナーチェンジ感も強いモデルで、確かにXREAL Oneを既に持っている人は買い替える必要は薄いでしょう。ただ、個人的にはXREAL Oneの使用上、課題に感じていたのは視野角や下からの映り込みによる視界の阻害でした。映り込みを改善して少し視野角が広がり、輝度も向上したProは、画面の周囲を透過している際等の視認性も良好に感じました。

 XREAL Oneのユーザーは無理する必要もないですが、個人的には気に入っているプロダクトなので予約購入しました。XREAL Oneよりも前のグラスを使っているユーザーにはおすすめできる製品となっています。

 展示で最も面白いと思ったのは、顔を認識して名前やプロフィールを表示するデモアプリ。XRグラスが前提となる時代が来れば、なかなか名前と顔が一致しない悩みも解消されそうですし、そもそも名刺交換という文化も無くなっていきそうです。

 同日、Project Auraの日本市場投入についても明かされており、今後のXREALの展開から目が離せなくなりそうです。

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