AppleのAI、Apple Intelligenceですが、早速危機に直面しています。
AppleがiOS 18とiPhone 16発売時に宣伝したSiriのApple Intelligence機能の遅延について、虚偽広告と不公正競争の疑いで訴えられていることをAxiosが報じています。
この訴訟は、利用できないSiri機能を紹介したAppleの広告を標的にしています。革新的機能がiPhoneのリリース時に利用可能になるという明確で合理的な消費者の期待を醸成し、何百万人もの消費者に不必要なアップグレードを促したとの主張。
Appleは2024年、Siriの機能を2025年実装と発表して宣伝しましたが、結局大幅に延期し、広告・CM動画を削除しました。Appleは数カ月にわたって存在しない機能を宣伝することで、iPhoneの販促を行ってきたことになります。
実際には大幅に制限、または完全に欠如したAI機能を提供しており、誇大宣伝で買わせたのみならず、問題を認識した後も、Siriの機能を宣伝し続けたとして非難されています。
ちなみに、こうしたAppleの失態について、無様で恥だとAppleのSiri担当トップも認めています。
この訴訟はカリフォルニア州サンノゼの裁判所に提起され、原告は集団訴訟の地位と、Apple Intelligenceを対応端末を購入した顧客への損害賠償を求めているとのことです。