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アップル、iPhone/iPad/MacでApple Intelligenceを順次提供開始。今後AI画像生成機能も

 アップルは10月28日、独自のAI「Apple Intelligence」の提供を開始すると発表しました。この新機能は、iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1の無料ソフトウェアアップデートを通じて利用可能になります。

 一連の機能セットが本日から利用可能となり、今後数カ月かけて、画像生成AIなどさらに多くの機能がApple製品に備わります。これらはデバイスとSiri言語がUS Englishに設定されている場合、世界中のほとんどの地域で利用できるそうです。

 Apple Intelligenceは言語や画像の理解・生成を行い、アプリ間での連携やパーソナライズされたタスク処理を実現する新しいAIシステムです。プライバシー保護を重視した設計だと謳います。

 新機能の目玉となるのが「Writing Tools」です。メール、メッセージ、メモ、Pagesなど、さまざまなアプリで文章の書き換えや校正、要約が可能になるとしています。プロフェッショナル、簡潔、フレンドリーなど、目的に応じて文章のトーンを調整することもできます。Galaxy AIっぽい機能ですね。

 Siriも大幅に進化し、より自然な会話が可能になりました。iPhoneやiPad、CarPlayでは画面端に光るエレガントな新デザインを採用。また、音声と文字入力を柔軟に切り替えられるようになったほか、アップル製品の機能や設定に関する質問にも対応できるようになったそうです。

 写真アプリでは、自然言語による検索機能が追加。また、新機能「Clean Up」を使えば、写真から不要な物体や人物を簡単に削除できるとのことです。

 今後追加の機能として、テキストから絵文字を生成する「Genmoji」や、画像を自由に作成できる「Image Playground」、スケッチを画像に変える「Image Wand」なども登場する予定です。また、ChatGPTとの連携も予定されており、Writing ToolsやSiriでChatGPTの知識ベースにアクセスできるようになるとしています。

 Apple Intelligenceは、多くの処理をデバイス上で行うことでプライバシーを保護。クラウド処理が必要な場合も、「Private Cloud Compute」という新技術により、ユーザーのデータが保存されたり共有されたりすることはないと、アップルは説明しています。

情報元Apple
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