アップルが進化Siriの延期を発表し、この機能を紹介していたYouTube動画も削除したようです。Phone Arenaが伝えました。
最も期待されていたAI機能ですが、これがさらに延期されるということ。まだ存在しない機能を宣伝し続けるには意味がないどころが、ユーザーが「お前が宣伝してるあの機能、どこにあるんだ」とアップルに問い合わせることになるので、掲載しておく意味がないので削除したということでしょう。
進化したSiriは、より会話が上手くなり、アップル製品を使用する人々の真のAIコンパニオンになるはずでした。一日の予定を立て、保存されたデータから特定の情報を数秒で取り出し、特定の活動に対するユーザーの好みを記憶、そしてスマホを操作せずにiOSアプリと連携するようなイメージを、WWDCなどでAppleは人々に披露していました。そうしたものが誇大宣伝となり、Apple Intelligence目的でiPhoneを購入した消費者はそうした機能を得られないということに。
なお、Daring Fireballも同様に、アップルが延期を認めていることを伝えてます。それによると、アップルの広報担当者ジャクリーン・ロイ氏は、個人的文脈認識力を高め複数のアプリにまたがってユーザーに代わって行動する能力をSiriに与えるには、これまで考えていたよりも長い時間がかかるため今後の1年間で順次展開していく予定であると声明。
これまでSiriの進化は「2025年」と発表されており、iOS 18.4や、iOS 19(iPhone 17前後)でのタイミングが有力視されてきたものが、実際には2026年以降になるということになりそうです。
Apple Intelligenceの空想上のSiriの凄さに惹かれてiPhone新機種を検討している人は、まだまだ無理して買う必要なさそうです。続報を待ちたいところです。