HTCは、AIアシスタント機能を搭載した新型スマートグラス「VIVE Eagle」を発表しました。まずは台湾市場で展開するとのことです。サイズはMとLの2種類。
VIVE Eagleは本体重量は49グラム未満と非常に軽量で、調整可能なノーズパッドと組み合わせることで、一日中快適な装着感を提供するとしています。
また、レンズにはZEISS製のサングラスレンズを採用し、高度な紫外線対策とファッション性を両立させるとのこと。
オープンイヤー型のスピーカーを搭載しており、周囲の音を聞きながら音楽を再生可能。独自の空間オーディオ技術と低音技術により、クリアなサウンドを実現しつつ、音漏れは最小限に抑えられる設計だとしています。バッテリーは最大4.5時間の連続音楽再生に対応し、スタンバイ状態では36時間以上持続します。
さらに、騒がしい環境下でもクリアに声を集音できる指向性マイクを含む4つのマイクアレイを備えており、通話や音声アシスタント利用時の品質を高めています。
カメラは1200万画素の超広角仕様で、ユーザー自身の視点(POV)での写真や動画撮影が可能です。AIによる水平方向の自動調整機能などが、完璧な撮影を補助するといいます。プライバシー保護に配慮し、装着していない時やLEDが覆われている時にはカメラ機能が自動で無効化されるとのこと。
AIは看板などの画像翻訳や、顔と名前の関連付け、駐車場所の記録といった「記憶」の補助も行い、スマートフォンのアシスタント機能ともシームレスに連携するそうです。
充電はマグネット式を採用しており、わずか10分間の充電でバッテリー残量を0パーセントから50パーセントまで充電可能とのこと。
本製品の使用にはスマートフォンと専用アプリ「VIVE Connect」のインストールが必須。データは高度に暗号化され、第三者への販売やAIのトレーニングには使用されないとHTCは説明しています。