米国による制裁からずる賢く立ち回るHuawei。その制裁の影響でスマホは大半が5G非対応となっていますが、それすらも解決してしまうかもしれません。
Phone Arenaが伝えたところによると、Huaweiは同社フラッグシップで5G非対応のP50シリーズ用に「5Gに対応させる機能を持つケース」を開発しているとのこと。
また、中国のITHomeはこのケースの写真を紹介しています。本体背面には5Gマークが見えるほか、ケース自体もかなり分厚く、さらに給電のためかUSB-Cポートをケース側で用意しているようです。
こういった「スマホに外付けのケースなどで機能を追加する」という発想はすでにMotorolaの「moto mods」などでみられます。しかしこういったアイテムはたいてい金属や磁気での接点が必要。P50ではそういった接点は見当たらなかったので、このケースはおそらくもともとのUSB-Cポートを用いて5G通信に対応させているのでしょう。重量やデザインの観点からも実用性には疑問が残ります。
HuaweiはSnapdragon 888から5Gを省いたチップを採用したり、サブブランドだったHONORを独立させたりと、米国からの制裁を逃れる手法は多岐に渡っています。しかしそれだけにとどまらずパートナー企業と合同でスマホを販売、チップの供給は制裁対象外のパートナー企業に任せる智選シリーズを用意するなどしています。