これがグローバルスタンダード――ノキアの看板機種「Lumia 920」レビュー

掲載日時: 2013/09/07(土) 15:53

 世界の携帯電話の巨人・フィンランドのNokiaが販売する、世界的なベストセラー端末がLumia 920です。OSにはWindows Phone 8。デザインはLumiaシリーズを基本的に踏襲するものです。

 今さらレビューするのもなあと思ったのですが、Lumia 925をレビューするにあたって必要だと考えたため、ざっくりと。

 5バンド以上のLTEに対応し、世界中で利用しやすい点が特徴。LTE有効化は、電話から##3282で発信→field test→LTE→メニュー→setting→toggleENSをONという手順後に再起動。

 当然SIMフリーのため、LTE契約の現地SIMで高速通信するにも便利です。

 基本的にはLumia 800を大きくしたような機種ですが、SIMスロットのギミックは異なり、開閉にSIMピンが必要。デザインはLumia 800の方が丸っこいです。Lumia 920はつやつやした光沢、Lumia 800は指紋のつかないポリカーボネート。

 赤系統が好きなので揃えてます。185gと重いのですが、めちゃくちゃ重いというほどでもないです。高さと幅が大きいおかげでしょうか。重さのバランスって大事です。個人的に重たい端末は好みなのでバイアスかかってる部分はあると思います。

 本機種において特筆すべきは、静止画の高感度撮影でしょう。iPhone 5やXPERIA Zと比べても、夜間撮影に優れていることがわかります。むしろ明るすぎると思うぐらいです。撮影は3枚とも7月19日の午前4時15分前後。(誤差1分程度)

 動画撮影に関しては、光学手ぶれ補正が優れています。他機種ではブレがダイレクトに動画に反映されてしまいますが、Lumia 920は本体がブレを検知し、物理的にレンズを動かして補正します。以下がその比較です。左は比較対象となるXPERIA Z。

 XPERIA ZはHDR動画撮影をExmor RS for Mobileで行うことができるなど、基本的に動画でも明るい画を残しやすいです。一方でLumia 920は手ぶれ補正に長けるものの、静止画の撮影よりも動画は暗い画になります。

 ただし、動画撮影に関してや、Lumia 920で感じた細かい不満点は、後継機種で改善されています。そのレビューは稿を改めることにします。

 デザインが素晴らしい、通信に関して柔軟性がある、Windows Phone 8が動く端末が(Androidと比べてしまえば)少ないということもあって、まだまだ現役で使える機種です。Windows Phone 8自体の進化も遅いですから、安くなってきた今、予備機として検討候補に入れるのはアリだと思います。

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