iPhoneでも使えるQi対応モバイルバッテリー、「Galaxy Wireless Mobile Battery」 レビュー すまほん!!

 先日、サムスン電子ジャパンからauを通じて発売された、日本初のGalaxy純正モバイルバッテリーである Galaxy Wireless Mobile Batteryを購入しましたので、レビューしていきます。

 筆者は Cherro Power PlusシリーズのDANBOARD versionが大好きで長らく使用していましたが、経年劣化でバッテリーの減りが早くなってきたので、新しく購入することを決めました。

 日本国内ではau専売のため、auの公式オンラインショップから税込8690円で購入しました。

開封の儀

 開封すると、すぐに本体が出てきます。同梱品はとてもシンプルで、クイックスタートガイドとUSC Type-C to Cケーブルのみです。

 本体は光沢がなくさらさらとした質感で、非常に手触りが良いです表面はゴムのようなマット素材、裏はアルミ製です。

詳細スペック・機能

 Galaxy Wireless Mobile Battery はバッテリー容量10000mAhで、外部接続端子にはUSB Type-Cを採用しています。また、USB PD3.0対応の機器であれば、25Wの急速有線充電が利用できます。USB Type-C端子の横には、モバイルバッテリーの現在残量を表示するランプと、電源ボタンがあります。

2つのUSB Type-C端子を備える

 そのほか、最大出力7.5Wのワイヤレス充電にも対応しています。ワイヤレス充電規格のQiに対応している機器であれば利用できますので、iPhone 8以降のiPhoneも充電することができます。また、Qi非対応のGalaxy Watchもワイヤレス充電が可能です。

 本体サイズは、公式情報によりますと約154 x 72 x 15.3 mm、また重さは約251gとなっています。サイズ感は、実際に持ってみると結構大きく、分厚いです。ですが、ほぼ私のスマートフォン(Galaxy S9)のサイズと同じため、充電しながらでも操作がしやすいです。ただ、10000mAhの大容量バッテリーにワイヤレス充電を搭載しているためか、重量は見た目よりもずっしり感じます。

筆者の利用していたCherro Power Plus 4200mAh との比較

実際に使ってみよう

 バッテリーの充電も、2つのUSB Type-C端子のうちどちらかを使用します。差し込み口はどちらでも構いません。充電が開始されると、本体側面のランプが点滅して、充電状況を教えてくれます。4つのメモリが全て点灯すると、充電完了です。

 充電が完了したので、早速筆者の実験機であるGalaxy Feel2(バッテリー容量3000mAh)で、充電速度を実験してみました。充電には、付属のType-C to Type-Cケーブルを使用しました。

 充電を開始すると、Galaxy Feel2の充電が0%の状態で、充電を開始したところ約1時間45分で充電が完了しました。充電速度は、急速充電ということもあってか、非常に速く感じられました。

しっかりと急速充電表示されている

 充電中のバッテリー本体からの発熱は全く気になりませんでした。本体の素材などで温度が抑えられるようになっているものと思われます。ただ、携帯電話本体の発熱により、スマートフォンと重ねて置いておくと、バッテリー本体も熱くなることがありました。

気になった点

 ここからは筆者個人として気になった点を挙げていきます。

 まず1つ目が、購入先がau限定ということ。Galaxy Wireless Mobile Batteryは、先ほども述べた様にau限定販売となっています。そのため、auの店舗もしくはau Online Shopのどちらかでしか購入できません。筆者は、au Online Shopで注文をしましたが、auとの契約がない場合、支払い方法はクレジットカードが使用できず、代金引き換えしか利用できませんでした。

 2つ目は、本体サイズが結構大きい上に、重さが結構あること。やはり、本体サイズは非常に大きく感じます。携帯電話を充電した状態でポケットに入れると、ポケットからはみ出す上に重さでスボンが落ちてきます。ワイヤレス充電対応ということもあるため仕方のないことかもしれませんが、もう少しスリムだと使いやすいなあと感じました。

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