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iPhoneがブラックベリーに変形!神ケース「Clicks」日本上陸

 英国発のモバイルアクセサリーブランド「Clicks」は、日本において「Clicks Keyboard」を発表しました。iPhone 16 Pro用は2万3870円、16 Pro Max用は2万7280円。3色展開で本日Amazonにて発売。

左からSurf,Onyx,Spice

 スマートフォンの激甚な進化の過程において、物理ボタンを無くしたことによって何か他のものまで無くしてしまったのではないか?と問うClicks。日常的にPCやタブレットなどで使っている物理キーボードボタン操作を、iPhoneでも実現したいと考えて、開発したのだといいます。

 BluetoothではなくUSB Type-Cで接続。

 BlackBerry関連ネタを収集していた人なら一度は聞いたことのあるであろう海外有名サイト、CrackBerryのKevin氏が取締役社長兼創設者に名を連ねます。同じく共同創設者でCMOのJeff氏はBlackBerryマーケティングチームで8年間在籍、CEOのAdrian氏はF(x)Tech創設者など。「完全にわかってる側、その道のプロ、海の向こうの俺たち」が作っている夢のようなプロダクトです。Appleからのサポートも受けているのだとか。

 CESで発表して以降、様々な媒体から大きな注目を浴び、芸能人やセレブからも注目され、コンテンツクリエイターやインフルエンサー が言及すると目を引きView数が上がるなど、話題の製品でもあると自負します。

 現在、ラインナップはiPhone 14/15/16シリーズ対応製品があり、日本ではティーガイアと提携し、本日16 Pro/Max用を発売。

 ブラックベリーに戻りたいというわけではなく、iPhoneを拡張強化するように、美しくてシンプルでミニマルなデザインを目指したそうです。実際、一体感はかなり高いです。

 どんな形や触感であるべきか、何度も何度も試作を繰り返してこだわったそうです。こだわり抜いたキーによって、高速且つ正確、長時間快適に打鍵できるといいます。

開発時系列は、古い方から新しい順に、左上から右へ、折り返して左下から右へ。特にこだわったのがキー。途中までの試作機は打鍵感が非常に硬い。左下の試作機から製品版に近い打鍵感に。硬すぎず、柔らかすぎず絶妙にクリッキー。

右が前モデル、左が今回発表の新モデル。平坦なキーだったが、今作は適度な傾斜がついた。

 スマートフォンは文字入力中、ソフトウェアキーボードで画面半分が占有されますが、Clickを使えば、文字入力中もソフトウェアキーボードが格納されるようになるため、広々とした画面を利用でき、コンテンツに没入できます。

 オフィスに帰って入力しよう、と思ったことをその場で入力できるので生産性が向上するとも。

 スペースキーでSafariスクロール、CMD+WでSafariのタブを閉じる、CMD+Hでホーム画面遷移など、様々なキーショートカットにも対応します。

 また、iOSのショートカットを活用し、ライトを付ける、音楽をスマートスピーカーに流すなど、Clicksのボタンからこうした動作が可能になるとも。これらは現時点のファームウェアでは完全には動作していないようで、アップデートを待つことになりそうです。

 Clicksにとって日本の消費者は様々な細かい部分を見てくれることに感謝している重要市場だといいます。

 日本ではBlackBerryのような物理QWERTY端末が浸透していなかったが、日本では受け入れられるのか?

 これについて、Clicksのユーザーの実に45%が物理キー端末を使ったことがないのだそう。BlackBerryの再現ではなく、あくまでiPhoneに全く新しいものを追加するツールなのだと強調しました。

 米英加、シンガポールの主要小売店でも販売、たった1年で売上8万個を突破したそうです。売上の過半数がオンラインで、今後はリアル店舗での取り扱いをさらに拡大していきたいとしています。実際、Jeff氏らが来日時、ラーメンを食べている際にカウンターにClicks装着iPhoneを置いていたら、周りの客が「スゴい」と興奮して色々試した後、目の前で注文していったのだと、展示の重要性を語りました。今後、ティーガイアとのタッグにより、日本で触れる機会も増えていくかもしれませんね。

 筆者は物理QWERTYデバイス、特に前面QWERTYが大好物なので、今回の日本上陸は非常に嬉しいです。慣れてくると思考と文字入力が直結する感覚があります。iOSは文字入力変換には懸念もあるものの、物理キーボード接続時の挙動自体は真っ当なので、レビュー記事の下書きはiPhone/iPadで行うこともしばしば。そんな筆者にとってはまさに待ち望んだデバイスそのものです。

左:筆者のBlackBerry Key2

 BlackBerryタイプの端末は、しばしば画面が小さいですが、本機ならiPhoneなので縦長。このため、BlackBerry PrivのようにWordpressやエディターアプリでも広々と表示することができます。使い方にもよりますが、快適なのは素晴らしい点です。ぜひとも売れて、Android版を開発して欲しいですね。

 なお、Android対応版は構想としてはあるものの、まだ機種選定ができていないそう。ユーザーが声をあげたり、Androidスマホのメーカーが声をかけて対応製品を作ってもらうと、良い動きも出てくるかもしれませんね。今後の躍進に期待したいところです。

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