
日本のファッションブランド「ISSEY MIYAKE」とAppleによる異色のコラボアクセサリ「iPhone Pocket」が、ついに全世界で完売しました。
MacRumorsによると、販売していたすべての国と地域で在庫表示が消滅。オンライン注文も店舗受け取りも含めて、新規注文は一切できない状態となっています。
11月14日の発売直後、米国や日本では即日完売。その後、韓国など一部の国でわずかに在庫が確認されていましたが、それもここ数日で底をつき、現在は世界市場から姿を消しました。
限定コレクションという性質もあり、再販の有無は現時点では分かっていません。MacRumorsは、今回の完売を受けて今後追加の在庫が用意されるかどうかは不明だと伝えています。
iPhone Pocketは、その名の通りiPhoneのための「ポケット」として機能する3Dニット製のアクセサリです。AppleとISSEY MIYAKEが共有する「一枚の布」というコンセプトをもとに、一体成型のニットでiPhoneやAirPods、カードケースなどの小物を包み込むデザインになっており、伸縮するリブメッシュ構造のおかげで、中身がうっすらと透けて見えつつ、ディスプレイの確認もしやすい仕様となっています。
ラインナップは、手首に巻いたりバッグの持ち手に結んだりしやすいショートストラップ版と、斜めがけできるロングストラップ版の2種類。
海外での販売価格は、ショートストラップ版が149.95ドル(約2万3000円)、ロングストラップ版が229.95ドル(約3万6000円)。
日本のApple Storeではショートが2万5800円、ロングが3万9800円(税込)に設定されており、Apple Watch Hermèsバンドなどと並ぶ「ハイファッション寄り」のプレミアムアクセサリとして位置づけられていました。
とはいえ、発表直後から海外メディアは「230ドルのiPhone用靴下」「Androidスマホより高いアクセサリ」など、見た目や価格に対するツッコミも殺到。
不評の声も多かった一方、「iPod Socks以来のAppleらしい遊び心」「ISSEY MIYAKEならこのぐらいの価格だろう」と好意的に受け止める声も多く、まさに賛否両論のプロダクトだったといえます。


















