
エレコムのMAGKEEPカードウォレットスタンド、これ、完全に「サイフ捨てたい、(でも捨てられない)キャッシュレス派」のツボを突いてきました。
スマホスタンド単体はいらないし、MagSafeウォレット単体もそこまで欲しくない。そんな「微妙にいらない」が二つ合体した結果、「あれ、これめっちゃ自分向きでは?」となるやつです。

本機はMagSafeでiPhoneの裏にくっつきます。薄型のiPhone Airなので、薄くなった分、イキって装着してみました。

財布の構成は「カード2枚+三つ折りの紙幣+小銭用ファスナーポケット」って感じ。

サイフは持ちたくない、でもゼロ現金はちょっと怖い。筆者はこれまで複数枚のクレジットカードとそのNFC決済で生活していましたが、最近はスマホの決済で済ませてます。「あれ、もうプラのクレジットカードそんなにいる?」って気がしていました。これまで持ち歩いてた財布はカードが6枚以上入るのですが、出た当時はともかく、今となっては「多すぎる、そんなに入る必要がない、無駄」って感があるのですよね……。
そんなところに、この財布のカードが最大2枚だけが入る構造がちょうどいいです。
何気に一番イマっぽくて楽しいのが、マイナンバーカードとの相性です。マイナンバーカードを1枚入れておけば、本人確認も運転免許証も健康保険証もこれ1枚で済む時代になりつつあるので、「スマホ+このウォレット=決済も身分証も全部ここに集合」という状態が作れます。
ちなみにMagSafeの磁力等を考えると、カードとの間に磁気防止カードは入れておくのが良さそうです。
ここに、少しだけ紙幣と小銭が入るので、「基本はタッチ決済だけど、現金オンリーな場面がゼロではない」という現実世界と、うまく折り合いをつけてくれます。レジ周りはほぼスマホだけで完結しつつ、たまにくる「現金しか無理です」な店にも耐えられる安心感があるのがうれしいです。

素材はマットな質感で、しっとり系の手触り。弱点は小銭用ファスナーポケットのファスナーが安っぽいというか、固くて取り出しが面倒なこと。これはキャッシュレス派には些細かもしれませんね。そもそも現金を使いたくないという人向けの製品なので、やっぱり小銭は滅ぼすべきだ!という覚悟を決めることができます。
スマホスタンド単体も重たくて持ち歩かなくなったり、MagSafe財布単体もそこまで欲しくなかったのですが、「あ、これならアリだわ」と素直に思ってしまいました。微妙にいらない同士を掛け合わせたら、めちゃくちゃ「いる」に化けました。装着しっぱなしにして、普段の机上でもスタンドで立てておけます。また、飲食店やジムでも、適当に動画を流しておく時に役立ちます。使い始めると地味に出番があります。

スタンド単体を買うほどではないけれど、ついているなら普通に便利、という絶妙な立ち位置。
カラーバリエーションは、ベージュ・ブラック・ネイビー。標準価格は5797円、実売価格は3000円台となっています。



















