
政府が進めてきたマイナンバーカードの健康保険証利用、いわゆる「マイナ保険証」への完全移行が、いよいよ2025年12月2日に大きな節目を迎えます。
2024年12月2日に現行の健康保険証の新規発行を停止したため、その1年後となる2025年12月2日からは、原則として従来の健康保険証は使えなくなります。
医療機関や薬局の窓口ではマイナ保険証を提示。無い場合は、当分の間無償交付される「資格確認書」が必要になります。
ただし期限切れの保険証でも被保険者番号でオンライン資格確認システムを通じて保険資格があることを確認できれば、保険扱いにしてよい特例措置が2026年3月末までは実施されます。
ちなみに医療機関の窓口にあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざして使う形が中心だったものが、2025年9月19日からは、準備が整った医療機関や薬局であれば、スマートフォンに搭載したマイナ保険証機能だけで受診できる仕組みもスタートしています。カードを持ち歩かなくても、スマホで受付できるようになってきています。まだまだ対応は少ないですが、今後に期待したいところです。
DXによって世代の偏った給付と負担のバランスをより詳細に可視化できるので、現役世代が過大な負担に苦しむ社会保険料の軽減に繋がっていく可能性も期待されるほか、さらに将来的に資格確認書も廃止できれば、紙の保険証・確認書発行・管理コストの削減、受付での保険証入力作業簡略化によるコスト削減の効果も大きくなります。
マイナポータルで処方された薬が閲覧できる、対応する電子お薬手帳アプリと連携できる、高額療養費制度での煩雑な申請を簡略化できるなどの恩恵もあります。さらに自立支援制度で別途持ち歩く書類をマイナンバーカードで済ませられるよう検討も進んでいます。

参考:他のライターのマイナポータル
ちなみに筆者もマイナ保険証を導入済みで、運転免許証も一体型にしているので、マイナンバーカード一枚で済むため財布が薄くて嬉しいです。さらなるDXによる社会保障の効率化や資格確認書の完全な廃止に期待したいところです。
マイナ保険証
— すまほん!! (@sm_hn) November 17, 2025


















