ZTEは、IFA 2025にて「nubia Air」を正式に発表しました。最薄部はわずか5.9mm、重量は約172gと軽量でありつつも、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、防塵・防水性能に至ってはIP68、IP69、IP69Kと最高水準を満たします。
販売は欧州から開始され、価格は279ドル(約4万1000円)、欧州では249ユーロ(約4万3000円)からです。
ディスプレイは6.78型の1.5K AMOLED(1224×2720)で、HDR対応のゲームのプレイ時に効果を発揮するピーク輝度は4500nit、リフレッシュレート120Hzに対応し、Corning製のGorilla Glass 7iで保護されています。
金属フレームと四隅の補強構造により耐久性を高め、IP69Kは80度の高温高圧水にも耐える等級です。
プロセッサには、6nmプロセスで製造されたUnisoc T8300を採用。2基の高性能Cortex-A78(最大2.2GHz)と6基の高効率Cortex-A55で構成されたオクタコアチップ。Helio G99よりは性能がマシかな程度なので、読者の多くは満足できないでしょうから、割り切ったサブ機として欲しいところですね。メモリは8GB(仮想拡張で最大20GB相当)、ストレージは256GB構成です。
本製品は、Googleの生成AI「Gemini」に対応。また、AIによる電力最適化により、バッテリーの充放電サイクル寿命を延ばすとしています。
カメラは背面に5000万画素メイン、200万画素深度、0.8MPマクロの3眼構成、前面には2000万画素カメラを搭載。撮影時の補助機能には、AIスポーツスナップ、EIS手ブレ補正、ナイトモード、HDR撮影、VLOGモード、Magic Editor/Eraseなどを備えます。
通信機能としては、5G、Wi‑Fi 6、Bluetooth、NFCをサポートし、接続端子はUSB‑Cを採用。セキュリティ面では、画面内蔵指紋センサーを搭載。
また、オフライン時でもBluetooth経由で通話・メッセージが送受信できる「Linkfree」、AIノイズ除去を可能にするEcho Cancellation 3.0などがあります。
グローバル展開は欧州を皮切りに、東南アジア、中南米、中東などに順次拡大予定です。米国での発売は現時点で未発表。カラーバリエーションはTitanium Black、Streamer Black、Titanium Desertの3色展開です。
nubia Air | |
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SoC | Unisoc T8300(6nm、8コア:2×Cortex‑A78@2.2GHz+6×Cortex‑A55) |
メモリ/ストレージ | 8GB(仮想拡張で最大20GB相当)/ 256GB |
ディスプレイ | 6.78型 1.5K(1224×2720)AMOLED、120Hz、最大4,500nit、Gorilla Glass 7i |
サイズ/重量 | 最薄部5.9mm、約172g |
バッテリー/充電 | 5000mAh、33W急速充電 |
カメラ | 背面50MP+2MP+0.8MP、前面20MP、EIS、AIナイト/HDR、VLOGモード |
ネットワーク | 5G、Wi‑Fi 6、Bluetooth、NFC、USB‑C |
生体認証 | 画面内指紋センサー |
防塵・防水 | IP68 / IP69 / IP69K |
ソフト/AI | Gemini統合、AI翻訳、Magic Editor/Erase、Linkfree、AIノイズキャンセル |
価格/販売 | 279ドル、欧州249ユーロ〜、まず欧州で9月に発売 |
カラー | Titanium Black / Streamer Black / Titanium Desert |