お騒がせトランプ政権、余波はここにも。
Appleの主要な組み立て業者で、Sharpを子会社に持つFoxconnが、ブラジルのジュンジアイ (Jundiaí)にある工場にてiPhone 16eの現地生産を開始したと発表しました。MacMagazaineをもとに、GSMArenaが伝えています。
ブラジルで販売されるiPhone 16eの箱には、「ブラジル製-ブラジル産業」というタグが記載されているとのこと。

“Fabricado no Brasil – Indústria Brasileira”(ブラジル製、ブラジルの産業)
Appleは、中国以外の国々でのiPhone生産拠点の多様化を進めており、インド、ベトナム、ブラジルなどに工場を展開しています。
今回のブラジルでの生産拡大は、米国の関税の影響を回避する狙いもあるとみられています。ブラジルに掛けられた輸入税は10%と比較的低くなっている点が、今回の施策につながったものと考えられます。
中国生産以外ではインド、ベトナムで生産、そこまでは聞いたことがあっても「ブラジルで生産?」と思う方もいるかもしれませんが、実はFoxconnはこれまでもブラジルでiPhone SE(2020)やiPhone 14などを組み立ててきており、一定の実績を持っています。